＊A級戦犯？ 功労賞？
昨日は統一地方選挙後半戦の投票日でした。
衆議院補選では、沖縄３区で野党共同の候補者が勝利、そして大阪１２区では、大阪維新の会の候補者が勝って、自民党＋公明党は両方の補選で敗北したのです。
そして八尾市長選挙でも、まさかの結果になったのですよ～。
３期１２年八尾市長を務めた、田中誠太候補が、まさかの落選だったのです。
大阪維新の会の候補者である、大松桂右候補が、田中誠太候補に４３８７票の僅差で、当選をもぎ取ったのです。
常々「維新政治を許さない！」と言っていた、共産党は４年前の時は大松候補を当選させないために、共産党や八尾民商、新日本婦人の会、生活と健康を守る会など、「民主団体」（←実際は民主的ではありません）が主宰する「公正・民主の会」は、独自候補を取り下げ、田中誠太市長を応援したのは、前回の記事で書いた通りですが、今回は何を血迷ったのか、新婦人の会八尾支部長である、田中美智子さんを市長候補として担ぎ出してしまったのです。
田中誠太候補は４５５７３票、田中美智子候補は僅か９０３４票しか獲得することができませんでしたが、もし公正・民主の会が今回も市長選挙の候補者を取り下げていたら、「ダブル田中」の票を合算すると、５４６０７票となるので、大松候補より４６４７票上回りますので、現職の田中誠太候補が当選できたのでちゅ。
今回の市長選挙で当選した大松候補から見たら、「神様、仏様、キリスト様、アラー様、共産党様！！！」「志位和夫日本共産党委員長陛下万歳！！！」といった感じでしょう。
逆に落選した田中誠太候補は、「昨年（共産党系団体の）やお市民まつりに行って、挨拶もしたのに、共産党の野郎、裏切りやがって！！！」と、かなり怒っているはずですよ～。
前出の通り維新政治を許さないと言っていた共産党ですが、大松候補からすれば、「功労賞を共産党など『公正・民主の会』に与えたいと思っているでしょう♪
田中誠太候補からすれば「共産党＋公正・民主の会は、『A級戦犯だ～！！！』」と、恨みを持ったはずです。
ホント政治の世界って、八尾民商に１８年３か月いて、事務局長も８年務めた私ですら、理解できないとこが多過ぎです(o^_^o)v！！！
余談ですが、ブログ友のhimekagura様の故郷である吹田市では、大阪維新の会の候補者は、現職の後藤圭二候補に、１４１４３票もの差を付けられて、落選しています。
私の考えなんですが、北摂（大阪府の北部）では、大阪維新の会は人気がないのではないのだろうか？と思ったものの、同じ北摂の池田市では、大阪維新の会の候補が、前職市長の長男候補を破って、当選しています。
八尾市長選挙とともに、市議会選挙も行われました。
今回の八尾市議会選挙は、２８人の定数に対して、３９人も出馬した、超激戦となりました。
私が驚いたのは、八尾民商時代の後輩事務局員だった、内藤耕一君が、落選してしまったことです。
彼は１９９８年に、八尾市内にある大阪経済法科大学を卒業後、八尾民商に入局して、２００２年に、共産党からの八尾市議会議員候補者になるため退職、翌年の２００３年には見事当選して、４期１６年議員を務めていたのです。
彼はあのマミヤン（M元M美子ちゃん）の１歳年下の後輩で、当然八尾民商でもマミヤンと一緒に仕事をした仲で、彼が議員になってからは、選挙のたびにマミヤンは内藤君の応援に行っているのでちゅ。
余談ですが彼の父親（故人）は、内藤義道共産党大阪府議会議員で、松井一郎大阪市長（大阪維新の会代表）の父親である、元大阪府議会議長もされた、松井良夫・元府議会議員と仲良しで、内藤君も「松井（良夫）さんは自民党だけど、いい人だ」と、手放しで褒めていたのには、笑いましたよ～。
なお松井大阪市長は、生まれ育ちは八尾市（ただし高校と大学は福岡県）で、地元民だっただけに、八尾市長選挙に当選した大松候補も、「松井さんの地元である八尾市で、負けるわけにはいかない！」と、相当力が入っていたようです。
八尾市議会議員選挙で最下位当選した、同じく共産党の谷沢千賀子候補は、私の高級賃貸マンションまで、後援会の方と一緒に来て、投票依頼してきたのですよ～。
彼女は街頭演説で「維新政治を八尾に持ち込むことは許しません」と言いつつ、公正・民主の会が、田中美智子候補を出したために、前述の通り票が割れて、大阪維新の会の大松候補が当選してしまったのでちゅ。
共産党も八尾市では、かつて元気があったものの、党員や支持者の高齢化も進み、田中美智子市長候補の得票も、１万票にすら届かなかったので、共産党の求心力は、明らかに八尾市だけでなく、全国的に落ちているのが分かりますが、前八尾民商事務局長で、元共産党員（都島民商退職とともに即離党）として、複雑な思いだっちゃぁ～(^o^)ノ！！！
