「キハ181系」最後の奮走!!


*「キハ181系」最後の奮走!!
農業体験の翌日10月23日(土)は朝5時に起きて、アリストに乗って鳥取駅前の駐車場に車を置き、鳥取駅へ入りました。
目的は、そう! 「はまかぜ2号」に乗車するためです♪ ご存知の通りキハ181系国鉄気動車で定期運用される列車も「はまかぜ」のみになりました。1日3往復しており、うち1便が大阪駅から鳥取駅まで運行されています♪ 

11月7日の松葉ガニの解禁日にあわせて新型気動車「キハ189系」に「はまかぜ」は車両変更されます。

はまかぜ2号」が鳥取鉄道部鳥取車両支所から入線です! 
やはり予想通り写真撮影やキハ181系乗り納めの「鉄ちゃん」だらけです♪ 
私も香住駅まで乗車します!

「キハ181系」の先頭部です! 運転席から客席までの長い機器室がキハ181系の特徴で、特急型気動車の元祖であるキハ82系よりも、1両あたりの出力が140PS強化されています。
なおキハ82系は1両につき180PS機関×2台搭載で、キハ181系は同じく500PS機関1台のみです♪ 
昭和43年(1968年)に中央西線の「しなの」で登場してから、奥羽本線板谷峠越えの「つばさ」にもキハ181系は投入されました。
ただししばらくしてから大出力機関を誇るキハ181系「つばさ」も、板谷峠越えでは補機をつけることになってしましましたが(汗)。
中国地方を横断する「やくも」も元々はキハ181系で運行が始まり、当時は唯一の気動車エル特急」でした。まあ今ではエル特急という言葉も死語になったけど(笑)。
機器室部分の通気網も、キハ181系の力強さを感じるとともに、先頭・後尾車両以外の中間車の屋根にあるラジエーターもキハ181系の外見上魅力の一つです♪

グリーン車(キロ)です♪ 私も2年前の年末に鳥取へ帰る時、大阪駅から敢えて「はまかぜ5号」のグリーン車に乗りました。
この時は姫路駅で9分ほど停車時間があったので、姫路駅名物である「まねき」さんの「えきそば」を車内に持ち込んで食べました。
なお大阪駅では今は倒産した、「水了軒」さんの「大阪寿司」を買って、東海道山陽本線走行中に全部食べました(笑)♪ 
しかし2列+2列のグリーン車も今では国宝ものでしょう!

グリーン車(キロ)の洗面場です。左上に石鹸が誇らしげに置かれています(笑)♪ まさにこれはグリーン車だけの特権? 
なお厳密にはグリーン券がない乗客は、グリーン車両のトイレや洗面は使ってはいけません。昔の国鉄時代はたしかグリーン車にしかトイレットペーパーがなかったはず!(間違えていたら許してください) 
昔は特急列車(電車や客車でも)なら通路に冷水機が置かれていて、乗客は無料で(グリーン車・普通車の区別なく)冷たい水も飲めました♪ いつから特急列車の冷水機はなくなったのだろうか?

こちらは普通車です。金がないので私は自由席に乗車です(笑)♪ 
なお座席はキハ181系登場時のものではなく、リクライニングシートに交換されています。
私個人の好みでは、かつてのリクライニングはせんけど、ほどよい背もたれの傾きがあった国鉄時代の座席が好きでした♪。

鳥取駅を出発して17分で岩美駅に到着です♪。鳥取駅出発時は暗かったものの、短時間のうちに一気に明るくなりました。
ここからバスで10分ほどで岩井温泉に行くことができます。
なお岩美駅がある「鳥取県岩美郡岩美町(いわみぐんいわみちょう)」は鳥取県最東端の自治体です!

岩美町内は多くの海水浴場(そして松葉カニを食べさせてくれる民宿も♪)があります。浦富海岸が有名ですが、山陰本線浦富海岸を通過していないので浦富海岸を車窓から見ることはできません(悲)。
この海水浴場は「羽尾(ばねお)海水浴場」です。

兵庫県に入り、浜坂駅を出発後10分強で「餘部橋梁」を渡ります! 
左側には8月上旬まで使っていた鉄橋に向かう線路が残っています。それにしても解体工事完了は早かったです! 
前に紹介した八尾市で生まれ育った「セピア色の線路」というブログを設けているHさんの御子息様も、餘部鉄橋解体工事に携わっています。
私の配偶者や愚息にも餘部鉄橋の雄姿を見せることができ、実際に汽車で鉄橋を通過する体験もさせることができたので、心残りはありません♪ 
なお餘部新橋梁建設には、鳥取県も金を出しています(笑)。

餘部橋梁を通過中です。なぜかはまかぜ2号も気を使ってか、低速で走行しているような(笑)? 
橋梁から見える海(港?)へは父親に連れられて魚釣りに行ったものです。
新橋梁になってから、強風による列車通行制限が緩和されたので、今冬からは季節風が吹いても列車が止まる確率は激減するでしょう♪

「日本の駅で有数の景勝地」と言われる「鎧(よろい)駅」を通過中です。正確には赤信号のため、瞬間的に運転停車しました(爆)。
NHK朝の連続ドラマ「ふたりっ子」のロケ地だったらしいです♪

同じく鎧駅です。木が邪魔で綺麗な海や景色がが見えんっちゃ!

鳥取駅〜香住駅間の乗車券は950円、自由席特急券は1150円です! 乗車券の方が安いっちゃ! 

6時53分に香住駅に着きました。鳥取駅から距離で50キロ、時間は52分でした♪ 
はまかぜ2号は言うまでもなく終点が大阪駅です。大阪駅には10時24分に着くので、鳥取駅から4時間23分かかります♪

はまかぜ2号が香住駅から去って行きます。この独特のターボエンジン音を聞くことができるのもあとわずか!です♪

香住駅ホームにある不思議な芸術品?です♪ カニの町香住を上手く表現しています。
JR八尾駅も「かにカニエクスプレス」が走り出したら、改札口ホーム側に、「かに道楽」さんのような大きいカニ型看板が飾られます♪ 
しかし「かに道楽」さんの看板みたいに、動くことはありません(笑)。

香住駅内に掲げられている、新型キハ189系を紹介する広告です。
駅前にもたくさんのぼりが立てられていました。
東海道山陽本線では、スーパーはくとHOT7000系気動車や、新快速223系電車と伍して時速130キロ運転が可能です♪ 機関も環境にやさしいディーゼルエンジンです! 
なおグリーン車はなく、すべてモノクラスとなります。

香住駅前です。「海外旅行は全但バスへ」の看板、あまり考えずに見たら「全但バス」さんに乗って海外に行くように受け取れないこともないと思います。
全但バスさんに乗って来年はドイツに行こうっと♪(爆)

兵庫県美方警察署 香住駅前交番」です♪ あっ、よく考えたらここは兵庫県だっただ〜! 

香住駅舎です。駅前では一つだけ海産物を販売しているお店が開いていました♪

再び香住駅ホームです。よく見たらキハ189系導入に備えて、ホームがかさ上げされています♪
 香住駅だけでなく、「189系はまかぜ」が停車する駅である、岩美駅浜坂駅も同じようにホームかさ上げ工事が進められていました!
香住駅からは浜坂駅行き普通列車に乗って、浜坂駅鳥取駅行きに乗り換えて鳥取に帰りました♪
しかし香住駅浜坂駅など兵庫県但馬地方の方の多くが鳥取駅まで乗車していました。やはり文化・経済の繋がりは大阪や神戸ではなく、鳥取との方が強いということでしょう。
まあ鳥取市が一番近い「都会」だし♪(笑)