＊かき回すようなことをするな！
今日職場に差出人不明の封筒が届きました。
郵便番号も書かれておらず、消印には「タワーズ内」と書かれています。
どこにある郵便局でしょうか？
日本郵便のホームページで調べてみたら、名古屋駅の「ＪＲセントラルタワーズ」内にある郵便局でした。
中にはＡ３とＡ４の紙が１枚ずつ入っており、文章が３ページで構成されています。
文章の序盤はこう書かれています。
「突然、この様なお手紙をお送りした失礼をお許し下さい。日本中が災害で騒然としているところへ、この様な犯罪に関するお手紙をお送りし、皆様をお騒がせするのもどうかと思いましたが・・・・」と妙ちきりんなことが書かれています。
段落ごとの要点はこう書かれています。
「最近犯罪について聞きました話です。不確実な話ですが、真実でしたら大変なことです」
「一般庶民を狙ったテロがある様です」
「テロリストは人々を薬物にかけ、自分に都合の良い言動をする様に教唆します」
「テロリストは動物を邪魔にしています」
「テロリストは殺人を誤魔化す為に、替え玉を使って、人をすり替えたり、動物をすり替えたりします」
「最近、動物を放し飼いにしにくくする様な条例を、作る自治体がありますが、防犯の点から問題があります」
などなど、訳の分からないことが延々と書かれています。
そもそも「不確実な話」だと思うのだったら、こんな馬鹿げた手紙を送るなー！
マジに読んでいたら、頭が痛くなってきました。
難しいドイツ語の文章を読んどる方が、私にとってもためになるし、面白いっちゃぁ〜！
ただでさえ大震災で混乱しているのに、こんな「かき回すようなことをするなー！」という気持ちです。
実は私が勤める中小企業団体の柏原市の事務所（八尾市の隣）のＫ事務局長が八尾の事務所に来たので、この怪文書の話をしたら、「柏原にも来ましたよ。差出人の住所はなかったけど『日本を救う会』という団体名だけは書かれていました」
なんで八尾に送ったものには、差出人の団体名が書かれていなかったのだろうか？
一体どれぐらい、この怪文書は送付されているのでしょうか？
当然郵送したら金もかかるわけですが、その資金はどこから出ているのでしょうか？
考えれば考えるほど気味が悪いです。
まさにうつ伏せで地面に寝ていた時に、目の前をヘビが這っていたような心境です。
同僚で以前一緒にドイツに行ったことがあるＹ君（３０歳）にこの怪文書を見せると、Ｙ君は早速熟読。
Ｙ君は開口一番、「この文章、どこかで読んだ内容かと思ったら、村上春樹のいくつかの作品を拝借して、つなぎ合わせていますよ」とのこと。
さすがＹ君！超読書好きだけのことはあります！
怪文書の差出人は村上春樹のファンなのでしょうか？
何の目的でこのようなものを送って来たのかは、全く分かりません。
中には書かれていることを真に受ける人もおるだろうし。
東日本大震災でも、デマが流布される「チェーンメール」が問題になっています。
大正時代の、関東大震災の時と比べたら、テレビもあるしインターネットもあり、非常時でも情報は入りやすくなっています。
しかし裏を返せばデマを素早く撒き散らすこともできるわけです。
メールでも手紙でも、被災者はもちろんそれ以外の市民を、攪乱（かくらん）することはやめろ！と言いたいです（怒）！
