ラムちゃんの串カツ屋さん!


ラムちゃんの串カツ屋さん!
鳥取駅周辺を歩いていたら、面白い看板が・・・。
「ソース二度漬け、禁止だっちゃー」!と大書されています(笑)。
これは鳥取市永楽温泉町にある「串カツ玄」さんの看板です♪
ずばり鳥取弁丸出しの看板!
知らない人が見たら、漫画「うる星やつら」の主人公である、ラムちゃんが経営しとんさる串カツ屋さんと信じ込むでしょう?
なお狭い鳥取県(面積は大阪府の1.8倍)ですが、西の米子市では語尾に「だっちゃ〜」は付けません。
むしろ米子市の方は、島根県出雲弁の影響が濃いです。
たしかに亡くなった父方祖母も「だんだん」出雲弁で「ありがとう」の意味)を使っていました。
米子市内を走るコミニティーバスの愛称も「だんだんバス」です。
ウイキペディアで調べてみたら、「うる星〜」の作者である高橋留美子さんは、井上ひさしさんの小説に、「だっちゃ〜」「ちゃ〜」という表現がでていたので、これをラムちゃん語として拝借したとか。
「だっちゃ〜」は鳥取弁だけでなく、仙台弁としても使われているとのこと。
今はなき井上ひさしさんですが、仙台にも住んでいたことがあったので、「だっちゃ〜」と言う表現も使えたのでしょう。
仙台も東日本大震災で大変な時だけに、鳥取弁で被災者を励ましたいと思います♪
「だっちゃ〜」は鳥取や仙台以外でも、新潟県佐渡島でも使うみたいです。
高橋留美子さんの出身は新潟県新潟市ですが、佐渡弁を意識して「だっちゃ〜」は使っていないとのこと。
私は小学校の時、アニメ「うる星やつら」を見ていて、「作者(高橋さん)は鳥取の出身では?」と半分思っていたもので(汗)・・・。
「ソース二度漬け禁止」はどう見ても、串カツの本場である、大阪新世界の串カツ屋からのパクリとしか言いようがありません(笑)!

「大阪本場の味自慢」とも書かれています。
「玄」さんの御主人は、大阪新世界で修行でもしていたのでしょうか?
以前日本海テレビ日本テレビ系列)の毎週土曜日朝に放映されている、ローカル情報番組「スパイス」で紹介された鳥取市内の串カツ屋さんに行ったことがあります。
味は不味くはないけど、「やっぱり新世界の串カツの方が美味いっちゃ〜」でした。
なお現在では、この時行った串カツ屋さんは閉店しています・・・。
やっぱりどんなものでも、本場で食べるのが一番美味い!
札幌で食べた札幌ラーメンは、死ぬほど美味しかったので。
あのラーメンなら、一杯1万円払ってもいいけ〜な〜♪

こんな看板も♪
鳥取で二番目に安い店」みたいですが、どこが一番安いのでしょうか?
結構このような控えめ?な表現がされている看板は多いです。
串カツの聖地である大阪新世界(大阪市浪速区)の中心通り「ジャンジャン横丁」にある居酒屋も「大阪で二番目に安い店」と看板に書かれています。
私もこの店に数回行って、「おひとりさま用」のスッポン鍋を食べましたが、恐ろしいほどの低価格でした!
それもフルコースで(笑)♪
八尾市にも「大阪で二番目に肉吸いが美味しい店」と書かれた食堂があります。
ご丁寧に「一番は○○さん」とも書かれています(爆笑)。
なお「肉吸い」は大阪の郷土料理と、ウイキペディアで紹介されています。
文句なしの大阪人である、職場のK先輩に「肉吸いって、知っていますか?」と聞くと、「知らん」と言っていました(汗)。
なお「肉吸い」とは肉うどんから、うどん麺を除いたものです。
私も以前この八尾市内の食堂で「肉吸い定食」を食べました♪
内容は丼に入った「肉吸い」とご飯、おかず2品がついて500円です!
味もまあまあで、丼の中には多めの牛肉が入っており、いい出汁を醸し出していました。
店の中をもっと整頓してくれたら文句なしですが(笑)。
方言しかり、食文化しかり、狭い日本でも多様な文化があるものです!