岡山県の山村訪問♪


岡山県の山村訪問♪
6月25日(土)〜26日(日)は鳥取市へ帰りました♪
中国道佐用ジャンクションから鳥取道に入り、鳥取岡山県境をなす志戸坂トンネルを通過後、鳥取県道7号線を通って、JR因美線那岐駅まで抜けて、岡山県境に向かいます。
「あれ、直行で鳥取市に帰らないの?」と思われるかも知れません。
ちょっと岡山県のある集落に用事があるもんで♪
写真は鳥取県岡山県の県境に当たる「物見峠(ものみとうげ)」です。
県道の場合は県境にトンネルはありませんが、道が狭く坂も急なので対向車が来たら冷や汗ものです!
実際1台だけすれ違いましたが(笑)。
余談ですがこの下を走っている、JR因美線の「物見トンネル」は在来線では中国地方一長いトンネルとのことです。

鳥取県八頭郡智頭町(やずぐんちずちょう)とも隣接する、岡山県津山市にある「阿波(あば)」地域の訪問が目的です。
「にほんの里100選 選定の地 阿波」の看板が誇らしげですが、実際訪問すると「にほんの里」に選ばれるのも納得できます♪
私が以前住んでいた鳥取市古市や、(鳥取市の)今の家がある桂木が「にほんの里100選」に選定されることは、天地がひっくり返ってもないでしょう(笑)。
今は広域合併で津山市になっていますが、以前は「阿波村」という自治体でした。
「あば温泉」という温泉もあります♪

この古民家が訪問の目的地です。
実はこの家は、我が中小企業団体の東大阪市の東半分を管轄する事務所の、先代の事務局長だったIさんが定年退職後に移住した家なのです!
Iターンではなく、この家は奥さんの実家になります。

I前事務局長の家の場所は、あらかじめインターネットの地図で調べておいたので、迷わずここまで来ることができました♪
なお私の車にはカーナビはありません(笑)。
大阪ナンバーの車が止まっていましたので、「地図の場所と大阪ナンバーの車、これは一致するっちゃ〜」と、ここがI前事務局長の家と判定されました!
早速玄関越しに「こんにちは、八尾市の事務所の事務局長であるマツケン(実際は本名)です!」と、元気良くあいさつ!、です。
奥さんが出てこられ、I前事務局長を呼んで来てくださりました。
「よくここが分かったな〜」と、ほめられました♪

家の敷地内には畑もあります。
トウモロコシを栽培しています♪

イチゴも作っています。
「米は作っていないんですか?」とI前事務局長に聞くと、「この辺は稲作はできない」と返答。
確かに山深い村だけに、農業用水の確保が難しいからでしょうか?
I前事務局長は「ヘビを見るのがイヤだ。でも気温によってヘビが出る出ないというのが分かるようになってきた」とのことです。
確かにヘビさんも変温動物だけに、寒かったら冬眠、暑かったら動きも鈍るので。
私もヘビは見たくもないです(汗)。
でも私の長姉と配偶者、そして息子はヘビ年生まれでちゅ(笑)。

I前事務局長の家から望む丘です。
一本木の右横にお墓が見えるでしょ。
じつはこのお墓、I前事務局長夫妻がいずれ入るお墓なのです!
生前に自分が入るお墓を作るのは縁起が良いこと、といったお話を以前聞いたことがあります。
この高さなら、集落全体を極楽に行っても見守ることができるでしょう♪

I前事務局長夫妻です。
奥さんはこの家で育ったわけです。
家の北方向にある山の向こうは鳥取県!です。
I前事務局長も私の鳥取市の家と、この岡山県阿波の移住先と直線距離で30キロあるかないかの近さに、改めて驚いていました。
I前事務局長は佐賀県の漁師町の生まれ育ちです。大阪府東大阪市に長年住んでいて、東大阪市の東半分を管轄する事務所の事務局長を20年近く務めていたわけです♪
奥さんも中学卒業後に大阪で就職していたとのこと。
お互い東大阪市で働いていたので、何かの縁で出会いがあったのでしょう♪
I前事務局長は東大阪市在住時は、花園(ラグビー場で有名)に住んでいたとのことです。
「縁もない場所に移住するのは大変勇気が要ったでしょ?」とI前事務局長に聞くと、「嫁さんがおるから大丈夫」とのこと。
いや〜美しい夫婦愛です!
奥さんも私のために「すだちジュース(炭酸入り)」をご馳走して下さりました。
奥さんのお姉さんが徳島県に住んでいて、「ご当地ジュースみたいで、姉が送ってくれたの」とのこと。
鳥取県にも「梨ジュース」がありますが、人によって評価がまちまちみたいで・・・(汗)。
徳島県旧国名は「阿波(あわ)」、奥さん(と、そのお姉さん)の故郷も「阿波(あば)」、何か深いつながりを感じさせる偶然でちゅ(笑)♪
それにしても玄関の上にある電灯、まさに昭和の農村の原風景を思わせる、何とも言えない形です♪
これが最新のLED電灯だったら興ざめですが(笑)。

奥さんと私ことマツケンです。
奥さんはとても小柄で、さっぱりした性格の方です♪
「大阪は今とても暑いでしょ〜」「私も大阪に35年以上住んでましたけど、人が多いのが苦手で〜」
等など色々なことについて話しました。
私も鳥取県人だけに、人が多いのは苦手でちゅ。
喜ぶのはスリと痴漢ぐらいのものでしょう(爆)♪
奥さんは「あば温泉」で働いています♪

作業着姿のI前事務局長、なかなか農業も様になっています。
こちらに移住して2年も経っていませんが、農業についてはどこで学ばれたのでしょうか?
我が中小企業団体の各事務所を定年退職された方は、結構農業に従事する方が多いです。
八尾市の事務所のY元事務局長も、故郷の高知県土佐郡土佐町に帰って、林業をされています。
それだけでなく都会から来た人に林業体験を行い、郷土のまちおこしのために一肌脱いでいます♪
「農業は自分の家で食べる分だけなので、商売で考えたら儲けはない」と、I前事務局長は語っていました。
家賃は要らないので、年金があれば何とか生活はいけるでしょう。
それにしても東大阪市の東半分を管轄する事務所の面々、I前事務局長の移住先を訪問すればいいのに!
八尾市の事務所の事務局長である私も、(鳥取市に帰る時の寄り道とはいえ)しっかり訪問しているだけに。
I前事務局長の後任である、M事務局長にも私から灸をすえんとイケン(笑)。
それにしても岡山県(旧)阿波村、本当によい所です。
そう思うと鳥取市米子市がとんでもない「大都会」に思えるけぇ、不思議だっちゃぁ〜(笑)
I前事務局長と奥様、今度は酒でも飲みながらお話したいです♪
もちろんこの時は「あば温泉」で宿泊でちゅ!
鳥取県岡山県の県境にある過疎の村が、I前事務局長夫妻の活躍で活性化することを大いに期待します!