「リニア鉄道館」(その2)


*「リニア鉄道館」(その2)
写真は2階建て新幹線として名高い、100系168形です。
2階が食堂車で1階が厨房になっています。

2階食堂車への階段です。
なお100系の食堂車以外の2階建て車両ですが、2階が通常のグリーン車、1階がグリーン個室になっています。
JR西日本所属の100系新幹線「グランドひかり」は、2階建て車両を4両つなげており、さらにモーターのギア比変更などの改良で、最高速が時速240キロを誇っていました♪

2階の食堂車です。
左に見える0系新幹線車両の屋根が見えますので、100系の2階席の高さが大体分かるでしょ?
客席の椅子も座り心地が良さそうです♪
私もこの食堂車で「ハンバーグステーキ定食」を食べたものでちゅ(笑)。

写真は新幹線0系21形(左)、世界初の振り子式電車であるクハ381系(中央)、古い電車であるモハ52系(右)です。
381系振り式電車は、特急「しなの」に投入され、名古屋〜長野間を30分ほど時間短縮したとか。
その後紀勢本線の「くろしお」、伯備線の「やくも」にも381系が投入されましたが、それ以降は381系が広まることはなかったです。
なおディーゼルカー気動車)の振り子式は、昭和63年(1988年)にJR四国が開発した2000系が初めてです。
スーパーはくとHOT7000系気動車も、この2000系を基に製造されています♪

待ってました!、キハ181系気動車
昭和43年(1968年)登場の日本初の大出力機関(1両につき500馬力ディーゼルエンジンを搭載)の気動車で、特急「しなの」に初めて投入されました。
大出力機関のおかげで、名古屋〜長野間は4時間の壁を破ることができました♪
もっともその5年後に登場する、前述の381系振り子式電車はさらに所要時間短縮を図ってしますのですが・・・(汗)。
でもやっぱり私は鳥取の人間だけに、「鉄道車両ディーゼル!」という思いが今でも当然のようにあります(笑)!
まさに気動車こそ「男の車両」だったりして?
昨年秋で引退した181系気動車ですが、鳥取〜香住間で乗り収めができたので、良かったっちゃぁ〜♪

181系気動車の普通車車内です。
さすがにこの車両が登場した43年前の座席ではなく、リクライニングシートに交換されています。
もともとの座席はリクライニング機能はなかったのですが、背もたれはほど良い傾斜があって、意外と快適でした♪
昭和50年代の国鉄が、好んで「一段リクライニングシート」を投入していましたが(電車特急ばっかに)、中途半端なリクライニング機能だったので、快適性は「?」だったみたいです(笑)。

この181系気動車、なんと一番古い181系車両です!
「キハ181−1」。
文句なしに一番に製造されて車籍も与えられたわけです。
当然昔は「しなの」として中央本線を走っていたわけですが、進展する電化網に追われて、最後はJR四国特急「しおかぜ」や「南風」「うずしお」(?)で活躍していました。
JR東海がこのキハ181ー1を東海地方に呼び戻し、佐久レールパークで静態保存して、さらにここリニア鉄道館に来たわけです♪
これはなかなかの「お値打ち車両」でちゅ!

改めて2階から、展示車両を見てみましょう♪
吹き抜けになっているおかげで、本当にこれだけの汽車電車を見ると圧巻です!
欲を言えば、151系「こだま形」特急電車や、走るホテルと言われたブルトレの元祖である、20系「あさかぜ形」寝台客車も展示して下さったら、もっと素晴らしいのですが。

腹が減ってきましたので、2階にあるデリカステーションで、「東海道新幹線弁当」(800円)を買いました。
この駅弁は昭和39年(1964年)当時の弁当と掛紙を、出来る限り忠実に再現したものです♪
どうせだったら金額も当時の値段を忠実に再現して欲しいでちゅ♪
あっ、これは無理な相談か・・・・(汗)。
それにしてもこの駅弁の掛紙の絵、これは何を表すのでしょうか?
龍に見えますが、日本の風景または彫刻物ではないような?
新幹線電車の編成表も、掛紙の左下に書かれています。
当時は12両編成で、グリーン車や普通車とは呼ばずに、「一等車」「二等車」の時代でした(笑)。
昭和44年(1969年・・・私の生まれた年)に、今のようにグリーン車や普通車と呼ぶようになりました。
なお一等車と二等車は、それぞれ運賃が違います。

この駅弁が「昭和39年」に、新幹線の車内か駅で売られていたわけです。
「夢の超特急ひかり号」の一等車に乗って、この駅弁を富士山を見ながら賞味する姿を想像してしまいます♪
中身は白米に梅干、玉子焼き、レンコンの酢の物、カマボコ、牛肉のしぐれ煮、白身魚フライ、ゴボウ(ワラビ?)の和え物、奈良漬、デザートのサクランボが入っています。
もちろん白身魚フライにかけるソースもありますよ♪
それにしても昭和39年当時から、白身魚のフライってあったのでしょうか?
私小さい時に白身魚フライを食べた覚えがありませんもんで・・・(汗)。
駅弁の良いところは、ご飯やいおかずが冷えてもそこそこ美味しいところです(笑)。
さて、高度成長期の駅弁を食べて、私も元気を頂きました♪
「その3」にも期待してちょ!