「リニア鉄道館」(その3)!


リニア鉄道館」(その3)!
おや、これは懐かしい「旧型客車」(スハ43)です。
我が鳥取県を東西に縦貫している山陰本線は、昔は旧型客車鈍行の宝庫でした♪
福岡県北九州市門司駅から京都府福知山駅まで、18時間29分で走破していた「824レ」が、日本で最長距離を走る鈍行として超有名でした。

スハ43の車内でちゅ。
直角の座席の背もたれが何とも言えません!
旧型客車も昭和60年(1985年)3月のダイヤ改正で、山陰本線からはもちろん、全国的にも淘汰されてしまいました(泣)。
私が幸せだったと思うことは、「鳥取県で生まれ育って、旧型客車にイヤほど乗れた」ことです(笑)。
もちろん大阪駅にも旧型客車は乗り入れていましたので、大阪人の方も同じ考えでしょうが。
旧型客車が撤退してから、山陰本線の客車列車は12系または50系(レッドトレイン)に置き換えられました♪

こちらはキハ82系特急型気動車です。
日本発のディーゼル特急車両で、1両につき180馬力のディーゼルエンジンを2台搭載していました。
最高速度は非力なため時速100キロです。
でもデザインは好評で、先頭部の前照灯は人間の目尻や、アメ車のヘッドライトを参考に作られています♪
山陰本線でも「まつかぜ」「あさしお」「はまかぜ」で昭和60年まで、82系が使われていました。

2階には「歴史展示館」があり、東海道の交通の変遷や新幹線の生い立ちについての説明と資料が展示されています♪
写真は国鉄発行の新幹線紹介のパンフレットです。
私の影が映っていますが、気にしない気にしない(汗)。

みどりの窓口がある駅の一覧表」も、時刻表の中に載っています。
昭和40年(1965年)で152のみどりの窓口があります♪
山陰地方も鳥取・米子・松江の三駅にみどりの窓口があります。
米子駅はさすが「米子鉄道管理局」があっただけに「電子計算機」も設置されています♪
当時は「コンピュータ」なんて横文字は使わんかっただなぁ〜(笑)。
この4年後から「一等車」が「グリーン車」に名称変更されましたが、「みどりの窓口」の「みどり→グリーン」が名称の由来でしょうか?

国鉄監修」の日本交通公社時刻表です。
昭和45年(1970年)3月号ですので、大阪万博が始まった月です♪
当然内容は大阪万博特集でちゅ(笑)。

大阪万博の記念切符もあります♪
大阪万博には国民の2人に1人は行っている計算なので、その規模の大きさが手に取るように分かります!
私の配偶者も大阪万博に行っています♪
その当時の配偶者は5歳になる年でちゅ(笑)。

東海道新幹線 この鉄道は日本国民の叡智と努力によって完成された」。
新幹線は本当に日本が世界に誇る、日本国民共同の財産です!
中国の高速鉄道の事故と、その後のドタバタぶりを見るたびに、日本の新幹線がどれだけ優秀か良く分かります♪
あのドイツのICEだって平成10年(1998年)に、「エシュデ事故」を起こして、98人が死亡しています。
新幹線は中越地震上越新幹線の「とき」が脱線しましたが、時速200キロ以上でで走行中の列車が(脱線したものの)、安全停止したことは凄いことです!
東日本大震災でも、東北新幹線も安全停止しているだけに、新幹線の安全性が改めて証明されたわけです♪
もちろん「安全神話」の上に乗っかって、油断することは大敵でちゅ。
原発は散々でしたが・・・・(汗)。

国鉄バス第1号車です。
岡崎駅」行きですが、愛知県が国鉄バス発祥の地みたいです。
岡崎市と言えば、徳川家康の出生地であり、美人歌手の岡村孝子の出身地でもあります(笑)♪
私も岡崎城に1回行きました。
我が中小企業団体の、愛知県豊橋市の事務所の事務局長であるNさんは岡崎市在住で、毎日豊橋市まで通勤しています♪

屋外にも車両が展示されています。
写真の小さい蒸機は「ケ90」です。
えらい小さい機関車でちゅが、出力はどれだけあるのでしょうか?
後ろには「117系電車」も3両編成で寝ています。
117系といえば、私鉄王国である京阪神間の輸送に、当時の国鉄が一矢報いるために開発投入された電車です。
転換式クロスシートと、特急列車にも劣らぬ内装と、阪急や京阪の特急に負けない豪華さと大阪〜京都間を29分で走破する俊足が売りでした♪
当時は「シティーライナー」と言う別名もあったはず!
その後名古屋地区にも投入されて、「東海ライナー」の名前で活躍しました。
この117系の車内では座席に座って、駅弁などの飲食が許されています♪
もちろん車内は冷房も効いています(笑)
背後には岸壁があって、大きいお船が浮いています♪
プカプカ(笑)。

さて名古屋駅に戻るとしませう。
あおなみ線金城ふ頭駅に、「話そみゃー 名古屋ことば」という「名古屋ことば自販機」が置かれていました(笑)♪
「名古屋ことばが聞こえるよ!」。
方言は本当に「故郷の宝」です!
私は以前「マツケンさん(実際は本名)は、名古屋の出身ですか?」と聞かれたことがあります。
確かに鳥取弁と名古屋弁、似たところもありますが、大まかに見たらやっぱり違うよなぁ〜。

あおなみ線の電車が入線して来ました。
あおなみ線は「ホームドア」完備で、混雑時でも線路に転落する事故は皆無でしょう。
さて、名古屋から八尾市への戻りも、今回の「修学旅行」の楽しみの一つです!