素晴らしい「理念」!

*素晴らしい「理念」!
私が勤める中小企業団体は、中小企業家約22万人が加盟している全国組織です。
我が鳥取県にも、鳥取市米子市境港市に事務所があります♪
倉吉市にも事務所を設ける話を聞いたことがありますが、どうなったのでしょうか?
これだけの巨大組織なると、企業会員のための福利厚生?もしっかりしています。
独自の「共済会」があり、1ヶ月あたり一人千円の掛け金で、3日以上入院した場合で最大120日まで、1日あたり3千円の見舞金が出ます♪
他にも結婚や出産(女性のみ)、火災や死亡の時などに給付金が支給されます。
「共済会」の理念は「みんなは一人のために、一人はみんなのために」です。
まさに震災後に見直されている、助け合いの精神が単純明快に表現されています!
「共済会」は生命保険会社とは違い、「保険業法」の枠外なので、営利目的の運営はできません。
だからこそ「みんなは・・・」のように、真の助け合いの活動ができるのでしょう。
全国の会員から集めた共済会費の約90%は、見舞金として使っているのが、何よりの証しです♪
残りの約10%は組織の運営費です。
鳥取・八尾日記」でも以前書いたと思いますが、我が中小企業団体は「平和だからこそ商売ができる」も「理念」にしています。
「なぜ平和運動が始まったのか?」ですが、第五福竜丸ビキニ環礁の核実験で被爆して、「マグロが被爆した」という風評により、魚屋さんの魚が売れなくなり、魚屋さんにとって死活問題となりました。
ここから平和運動を取り組むようになったわけです♪
福島第一原発事故でも、福島県でキャベツ農家をされている会員の方が、悲しいことに自殺した事件も起こりました。
原爆と原発は、本当に商売と相容れないなぁ〜との思いが、本当に強くなりました。
世界的に見ても「平和だからこそ商売ができる」という理念を持った商工団体は、本当に珍しいです。
ドイツのカールスルーエ市(オリバー カーンの出身地!)の商工会議所の方と懇談した時、「我が中小企業団体は『平和だからこそ商売ができる』を理念にしている」と話したら、相方は「それは素晴らしい!、平和運動は政治家に任せておけばと思っていた。(マツケンの)話を聞いて我々も何かしなければ!」と、えらく感動されていました(笑)♪
さらにもう一つ!
「大阪中学校給食戦争」で、私と共同で頑張っている女性団体があります。
こちらも全国組織で、この団体の凄いとこは、「国連に認証されたNGO」団体なのです!
我が中小企業団体は国連とは縁がないし、経団連日本商工会議所経済同友会もそうでしょうが(笑)。
この女性団体が唱っている理念は、女性はもちろん男が聞いても「なるほどだっちゃぁ〜!」と感心すること間違いなし!!
「生命を生み出す母親は、生命を育て、生命を守ることをのぞみます」。
これほど説得力のある「理念」も、そんなにないでしょう。
何かの報道で指摘されていまいたが、「民主党政権がふらつくのは、民主党に『綱領(こうりょう)』がないからだ」と指摘されている方がいましたが、これは的を得とるなぁ〜と思いました♪
政党でも団体でも会社でも、「理念」「方針」がなければ、何を目的に何をしたいのかはっきりせず、混迷の道まっしぐらです!
素晴らしい「理念」!、特に個々の思想信条関係なしで共通できるものなら、なお一層の輝きを増して社会を明るく照らす保証になるでしょう♪