メトロポリタン「ベルリン」へ♪


*メトロポリタン「ベルリン」へ♪
当初の予定では12月2日(金)中に、ベルリンへ移動予定でしたが、飛行機が遅れて時間がなくなったので、フランクフルト中央駅南側にある、予約していたホテルを前倒しして、この夜はそこで宿泊にしました。
ベルリンで会うフランク君にも電話して、「明日11時ごろにベルリン中央駅に行くよ〜」と、予定変更のお知らせをしておきました♪
翌朝12月3日(土)は早起きして、フランクフルト中央駅でジャーマンレイルパスを有効にしてもらって、汽車に乗車します♪
写真はフランス国鉄の誇る高速列車「TGV」ですが、これに乗るのではありません(笑)!
さすがヨーロッパは陸続きだけに、様々な国から国際列車がやって来ます♪
フランクフルトから西へ100キロほど離れたFulda(フルダ)駅まで、RE(都市間快速列車)に乗って移動します♪
そこからさらにICE(イーツェーエー 都市間超特急)に乗って、ベルリンまで行きます!

フルダからGoettingen(ゲッティンゲン)駅までICEに乗って、さらに別のICEに乗り換えします♪
写真はゲッティンゲンに停車中のディーゼルカーです♪

フルダから乗って来たICEが、ハンブルク方面に向けて出発です♪
このICEは一番最初の「ICE1」です。
1998年の「エシュデ事故」で、悲しいことにICE1は100人近い乗客の命を奪ってしまいました・・・(泣)。
フランスのTGVもそうですが、初期のヨーロッパの高速鉄道は強力な機関車を編成の両端に付けた、「プッシュプル方式」を採用しています。
つまり前の機関車が客車を引っ張り、後ろの機関車が客車を押しているわけです♪
最近は日本みたいに気動車なら各車両にディーゼルエンジンを、電車なら各車両にモーターを積む動力分散化が主流になっています。
でも客車には車両にエンジンやモーターがないので、車内は静かですよ〜!

私は一等車に乗れるジャーマンレイルパスを持っていますので、快適な鉄道旅行が出来ます♪
ヨーロッパの特急車両も、日本と同じ開放席が増えていますが、やっぱり個室には魅力があります!
小さい子どもがいる家族旅行だったら、個室の方が周りのことを気にせずに旅行できるので、ほんに重宝するっちゃぁ〜♪

こちらは一等車の開放席です。
最近は本皮張りの座席が主流になっています♪
ドイツなのでシートも「レカロ」でしょうか(笑)?
なお二等車でも十分快適ですよ〜。
ドイツ人は体がでかいから、小さい日本人にとって有利なんでしょう♪

ICEの食堂車で朝食です♪
スクランブルエッグを頼みました。
パンも一緒に付いています。
rika42923様、これがドイツの黒パンですよ〜♪
午前中だっちゅ〜のに、ビールもしっかり飲んでいます(笑)!
この不良中年めが!
日本ではカシオペア北斗星トワイライトエクスプレスといった、高級寝台特急にしか連結されなくなった食堂車ですがドイツでもビストロ化(ビュッフェ)が増えているものの、しっかり椅子に座って食事できる食堂車もまだまだ沢山あります。
日本の20歳代までの若者なら、食堂車を知らない人もおったりして(笑)?

豊かな大地をICEはぶっ飛ばし、首都ベルリンを目指して東上です!
ドイツは車は右側通行ですので(世界的にはこれが当たり前だが)、ICEも右側の線路を走っています(笑)♪
なお韓国は車は右側通行ですが、鉄道は左側通行です。
日本の植民地時代の名残だとか。

うわ〜!、山が無いっちゃぁ〜!!
なだらかな丘陵地帯です♪
並木や写真右の田舎町が何とも言えません。
13回目のドイツ訪問ですが、これらの景色は全く見飽きません♪

世界的な名車であるフォルクスヴァーゲンの拠点である、Wolfsburg(ヴォルフスブルグ)を通過中です♪
ヴォルフスブルグ、訳したら「狼の城壁」といったところでしょうか?

この写真は我ながら、大変良く撮れた写真だと思います♪
凄い数の風力発電用風車が林立しとるっちゃぁ〜!
まさに環境先進国ドイツです!!
鳥取市の空山の上には3本、鳥取県東伯郡北栄町の国道9号線北条バイパスには10本ほど、風力発電用風車が立っていますが、ドイツのそれと比較すること自体が間違いでちゅ(汗)。
神秘的な太陽の光に照らされている風車、原発全廃を決断したドイツの未来を、明るく照らしているみたいだっちゃぁ〜!!!

ベルリン中央駅に到着です!
フランクフルト中央駅から乗り換え時間も含めて、4時間30分ぐらいかかりました。
「DB BAHN」とは、「ドイツ鉄道」の意味です♪
ドイツ鉄道は民営化されていますが、株式はドイツ政府が100%保有していますので、実際は「準公社」みたいなものでしょうか?
日本のJRみたいに地域ごとで旅客会社を分割せずに、全国一括経営しています♪
いつも思うのですが、このガラス張りのドームで囲まれたベルリン中央駅、何となく雰囲気が鳥取県民文化会館に似とるっちゃぁ〜(笑)!

本当に明るい駅構内です♪
元々この辺には東西を分断していた「ベルリンの壁」があったので、今でも中央駅周辺は開発が手付かずのところが多いです。
ICEから下車したら、「あれっ、フランクが来とらんっちゃぁ〜」。
ホームの公衆電話で彼のケータイにかけると、「今Uバーン(うーばーん・・・地下鉄)に乗っているので、もう少しでそこに着くよ〜!」とのこと♪
10分もしないうちに、彼がやってきました。
2年ぶりの再会だっちゃぁ〜!!
彼は旧東ドイツ(東ベルリン)で1983年に生まれていますので、私より14歳年下の28歳です。
彼から旧東ドイツの話を聞くのを、いつも楽しみにしています♪
もっともベルリンの壁が崩壊した時は、フランク君は6歳でしたが・・・。
フランク君の凛々しい写真は、次回にアップしますよ〜♪
では、2年ぶりの「スーパーメトロポリタン『ベルリン』」に突撃するっちゃぁ〜!