「市庁舎」で思うこと♪


*「市庁舎」で思うこと♪
八尾市のマンションでは朝日新聞を購読していますが、毎週水曜日には大阪版に「おおさか時空旅行」という連載物があって、航空写真で見た大阪の昔の町並みが紹介されています♪
写真は昭和27年(1952年)に撮影された、中之島にある「大阪市庁舎」です。
これは初めて見ました!
昭和27年といえば、我が鳥取市で大火が発生した年でもあります(^^;)。
中央のネオ・ルネサンス風の建物が、3代目の大阪市庁舎で、尖塔部分なんか、ドイツのミュンヘンにある「新市庁舎」にそっくりだっちゃぁ〜(^o^)/!!!
この3代目庁舎が竣工したのは大正10年(1921年)で、当時の大阪市は、東京府東京市よりも面積や人口も上回っていて、「大大阪」(だいおおさか)と呼ばれていたとのこと♪
時代はさかのぼって、江戸時代の江戸の人口は100万人で、当時は世界最大の人口を誇る都市でした。
なお現在の東京都区部(23区)だけの人口は、896万人で、大阪府の人口886万人より10万人多いわけです!
東京都全体の人口は1318万人もいるので、「八尾市内で人を見ない」のも当然だったりして・・・(^^;)。
同じく江戸時代の大坂は、人口が20万人ほどだったので、明治期になって工業化が進んでから、大阪市の人口が急増したのでしょう♪
昭和45年(1970年)の万博以降は、大阪も元気がなくなってきて、東京とは比較にならないほど経済力は落ち込んでいます(^^;)。
中学校給食の急速普及によって、大阪の子どもの貧困は改善されると思いますが、西日本の雄都として、頑張って欲しいもんです!
この3代目大阪市庁舎、もし現存していたら世界的に誇れる文化財になっていたでしょう。
耐震性の問題もあったので、新しい庁舎(昭和60年・・・・1985年竣工)に建て替えたみたいです。
3代目市庁舎の保存運動もあったみたいですが、当時は「新しいものが求められていた」とのことで、今の4代目市庁舎が登場したみたいです。
う〜ん、それにしてももったいなかったっちゃぁ〜!
なお3代目市庁舎の裏にある森は、豊臣秀吉を祀っている「豊国神社」です。
現在は大阪城に移転しています♪

こちらは我が鳥取市の市庁舎です♪
鳥取市では、市庁舎の「改修か新築か?」で、大騒ぎになっています(^^;)。
市庁舎の整備について、5月20日(日)に住民投票が行われました。
私の鳥取市の家にも、「市庁舎新築移転に反対しよう」の資料が入っていましたし、鳥取市内では「市庁舎新築移転に賛成しよう」と訴えている宣伝カーも走っていました。
まさに市民を二分した運動になっています。
鳥取市庁舎は、昭和39年(1964年)竣工で、阪神大震災後の耐震調査で、補強が必要となりました。
同時期にできた鳥取県庁は、すでに耐震化工事が終わっており、鳥取市庁舎も耐震化すればいいのにと思いますが、合併特例債で市の新たな借金の7割を、国が肩代わりするみたいです、
このため、鳥取駅近くにある「旧鳥取市立病院跡」(←私が生まれたとこ!!)に、新市庁舎を100億円(その後74億8千万円に減額・・・合併特例債を使えば市民負担は24億61千万円で済むとか)かけて新築して、議会も了承したみたいです。
ところがこれに鳥取市民が反発!
大規模公共事業の是非を行政任せにできないとして、有権者の3分の1である、5万人分の署名を鳥取市に付きつけました!
なお現市庁舎耐震工事なら、合併特例債を使っての市民負担は6億2千万円で済むみたいです♪

「待った! 新庁舎建設 署名にご協力を」。
鳥取市内ではこのような看板やポスターを、あちこちで目にしました♪
住民投票で白黒つける」、これはええことだと思います(^o^)/!!!
市庁舎自体はハコモノではないんですが、市民の説得が出来んかったら住民投票で是非を問うことが、結果的には問題解決の近道になるだけに♪

こちらは竹内功鳥取市長(右の演説している方)です♪
竹内市長としては、新しい市庁舎で是非とも執務をしたいことでしょう(^^;)。
現在の市庁舎は県庁にも近く、久松山や鳥取城跡といった史跡もあるし、城下町鳥取のど真ん中に位置している、由緒あるとこにあるだけに、鳥取駅近くに新築移転は如何なものかと思います。
百貨店やスーパーなど、商業施設ならまだしも、市庁舎や県庁は歴史的所縁の深いところにあったほうが、都市格的にもいいのではと思います♪
大阪市庁舎も、江戸時代は各藩の蔵が林立していた(←これが「大坂」が「天下の台所」と呼ばれていた所以!)中之島にあるし、大阪府庁も大阪城の目の前にあるだけに、鳥取市もこの辺を考えて欲しいもんだっちゃぁ〜(^o^)/!!!
さて住民投票の結果ですが、新築賛成が3万721票、そして新築反対が4万7千292票と、大幅に反対派が賛成を圧倒しました!
まさに鳥取市民の良心が、勝利したわけです!
これだけぇ〜オレは、「鳥取市」大好きだっちゃぁ〜(^o^)/!!!

17年後のに朝日新聞鳥取版に「とっとり時空旅行」という連載物が登場して、(住民投票で、新築反対派が負けて、市庁舎が移転したと仮定して)「旧鳥取市庁舎(今の建物)は、歴史的由緒正しき尚徳町にあった。当時は移転問題で市民を二分する騒ぎになった」と、悔いる記事が書かれたら、ほんに冷や汗モンです・・・・(^^;)。
この住民投票の結果には、法的拘束力はないのですが、竹内功市長は「結果を重く見て、新築移転計画については、議会の意向を確認して、議論を重ねたい」と語っています。
竹内功鳥取市長も、故郷鳥取市を愛する気持ちは私と変わらないはず!、必ずやいい方向に転換して下さることを、大いに期待していますよ〜!


おまけ♪
鳥取市役所本庁舎内にある食堂では、鳥取名物「素ラーメン」(250円)が食べれます!
鳥取市内の「割烹富士」さんが、市役所食堂の調理を委託されています。
なおここの「素ラーメン」には、化学調味料は使用されていません♪
私も中学生の時に、たまに友達と食べに行ったことがあります(^^;)。
皆さんも鳥取市に来たら、「素ラーメン」是非とも試してちょ〜(^o^)/!!!(←なぜか名古屋弁♪)