なぜ大阪府では「中学校給食」の普及が遅れたのか?

*なぜ大阪府では「中学校給食」の普及が遅れたのか?
「大阪中学校給食戦争八尾市作戦区鳥取県人部隊師団長」こと「マツケン少将」の激闘記も、第三弾となりました!
現在急ピッチで中学校給食の整備が進んでいる、大阪内の自治体ですが、古くから中学校給食を実施していた自治体は、下記の市町ぐらいでした。
門真市・交野市・四条畷市和泉市大阪狭山市田尻町熊取町・岬町
近年になってから中学校給食を開始した自治体は、吹田市(民間調理の選択制)と富田林市(自校調理の選択制)です。
現在の大阪府の中学校給食普及率は、13.5%で、今年度はさらに割合が上がります♪
それにしてもなぜ、大阪府で中学校給食の普及が遅れたのか?、まずは下の表を見て下さい。 
 1位  大阪府  13.5%
 2位  神奈川県 16.4%
 3位  滋賀県  46%
 4位  兵庫県  53.4% 
 5位  和歌山県 56.8%
 6位  三重県  57.8%
 7位  高知県  61.2%
 8位  京都府  62.1%
 9位  広島県  63%
10位  奈良県  69.2%

これは「中学校給食普及率」の「ワースト順位」です!
これを見て明らかになることは、神奈川県以外は「西日本」の県であり、さらに三重県高知県広島県以外の県は、「近畿2府4県」に属する県です。
中学校給食は「西低東高」の普及率なんですよねぇ〜(*^^;)。
なお大阪府と神奈川県が、なぜ中学校給食の普及が低かった理由として、両県でよく言われるのが、「昭和40年代に人口が急増加して、中学校建設を最優先したために、給食にまで手が回らなかった」というのが、公式の理由です。
ここで疑問に思われる方もいるとは思いますが、「東京都」の場合は元々人口が多かったので、中学校給食の段取りがしやすかったとのことです♪
私も「人口急増加」によって、大阪府(+神奈川県)の中学校給食の普及が遅れたという、説を取るようにしています。
それともう一つの理由と思われるものとして、このような話がありました。
私も4年前に、ある学校教員の話を聞いて、信じられない思いをしたことがあります。
「ええい!橋下(大阪府知事・・・当時)め!、『中学校給食導入』なんて言いやがって!」と、怒っていた教員を見た時は、我が耳を疑いました(>_<)。
なぜこのような発言が出るのでしょうか?
「給食」なら昼休みも「教育指導時間」、つまり「労働時間」になりますが、「弁当」の場合は労働時間にはならないとのことです。
私は鳥取市で「中学校給食」を食べて育ちましたので、給食中も担任の先生も教室で一緒に給食を食べていました。
弁当の場合は担任の先生は、職員室にそそくさぁっと戻って、そこで弁当を食べてるんでしょうか?
それにしても解せないのが、私の好きな言葉である、「教え子を再び戦場に送るな!」という、崇高な理念を持っている教職員が、なぜ「子どもの貧困という戦場」に放置することを促進する、「中学校給食反対」の考えを持つのか、まったく分からんっちゃぁ〜(^o^)ノ!!!
元中学校教員だった方(こちらは中学校給食には賛成)の話を聞いてみたら、「給食みたいに『みんなが同じものを食べるのは、軍隊の残滓』だ〜!」「○○中学の△△先生は、『反中学校給食』運動の、先陣を切っている」「親と子の『絆(愛情弁当論)』では日本一だ〜」などなど、教職員からそのような話が出ているという、笑うに笑えない内容が、ほとんどとのことでした・・・(*^^;)。
それにしても「学校給食=軍隊」とは、「中学校給食反対!」と唱えることは、「平和運動」なんだろうか?
おい!、それにしても、ちょっと勘違いしとらんだか!
教師とは、保護者からも尊敬される立場だし、児童生徒を明るい未来に導くという、ある意味弁護士や医師よりも、大切な役割を担っています。
私は教師は「聖職」だと思っています。
「労働時間が増えるから、給食実施は絶対にイヤ!」は、通らん話です。
全国で82%の普及率である中学校給食ですが、私も鳥取市立南中学校の時の担任に会って、「先生、中学校給食に反対ですか?」と、一度聞いてみたいっちゃぁ〜(^o^)ノ!!!
おそらく中学校給食が当たり前に行われている自治体の教師からすれば、前述の話は「?」と思ってびっくりされるでしょう。
それにしても中学校給食に反対のセンセイ方、もっと大きい視点に立って、物事は考えんとイケンでぇ・・・・(汗)。
ただし教職員の仕事も増加していて、教員の休職も多いのも事実です。
私は「20人学級にすべき!」と思っていますし、給食指導を補助する教員(もちろん一般的な教員も)を増加すべきだと考えています。
それだったら「教職員の給料増加で、自治体の財政が苦しくなるんでは?」と心配になるかもしれませんが、給食とともに教育に税金を使うことは、無駄なことではなく、未来の日本を背負う子どもを育てることは、国や自治体の責任です!
私も「大阪中学校給食戦争」で戦っていて、気を付けていることは「教師と保護者の分断」を防ぐことです。
とは言っても前述の通り、結構キツイことも書きましたが(>_<)。
大阪府も「中学校給食普及促進補助金246億円」を、昨年度から支給していますので、「中学校給食は絶対にせんとイケン!」という流れに変わりました!
もはや止まらぬ「大阪府の中学校給食普及率92%(マツケン試算)」への道、これからは教職員と保護者や生徒が協力し合って、より良い中学校給食を育てて行かんとイケンっちゃぁ〜(^o^)ノ!!!

おまけ
私の勤める中小企業団体八尾市事務所に、千葉県佐倉県税事務所と、千葉県成田市市民税課から、封筒が届きました♪
ウチの会員の身内や関係者が、千葉県成田市で事業しているんでしょうか?
千葉県は愛知県や富山県と並んで、「中学校給食普及率100%」の自治体だけに、私もそのお力にあやかりたいでちゅ(o^_^o)v!!!