国登録重要文化財「石谷家住宅」!


*国登録重要文化財石谷家住宅」!
鳥取県八頭郡智頭町(やずぐん ちずちょう)にある、「石谷家住宅」(いしたにけじゅうたく)に行ってきました♪
この石谷家住宅には以前から行ってみたかったのですが、なかなか行く機会がなくて、今回初めて訪問できたわけです(o^_^o)v!!!
石谷家は昔から広く地主・山林経営をしてきた家で、この住宅は大正8年から10年かけて改築されました。
古屋敷や土蔵は、江戸時代から存在しているみたいです。
とても値打ちがある建物ですので、平成21年(2009年)に国の重要文化財に指定されましたよ〜!


では、中に入ります♪

囲炉裏の間は家族の内玄関でもあり、出入りの人たちと家人との、情報交換の場でもあったとか。


内部の造りは日本風ですが、床にはカーペットが敷かれてますので、この部屋は「洋室応接」室となっています。


いやぁ〜、ほんにいい雰囲気だっちゃぁ〜(^o^)ノ!!!


「新建座敷」だったっけ?
素晴らしい書院造りです♪
柱には高級材木、床壁には高級和紙が使われています。


雪化粧した庭園も、何とも言えませぬ(o^_^o)v!!!


「江戸座敷」の障子の細工、なぜ「ハート形」なんでしょうか?
もちろんこの座敷は、江戸時代の造りです。


お風呂は木製です。
ここ智頭町は日本でも有数の林業の町で、「杉のまち」で売り出しています。
なんか昨年の7月下旬に、長野県中山道奈良井宿で泊まった、旅籠「伊勢屋」さんの薪製の風呂桶を思いだしました♪


廊下も畳張りで、メッチャ豪華な気がしまちゅ!


仏間には、このような豪華な仏壇が据え付けられていましたよ〜♪


これは凄い!
「螺旋階段」と「太鼓橋」です。
石谷家住宅には、2階に通じる2つの階段のうち、一つはこのような洋風螺旋階段で、吹き抜け空間を太鼓橋で渡らせている、とても珍しい作りとなっています。
太鼓橋を渡って右の部屋に入りましたが、橋が崩壊したら吹き抜けから1階まで落ちるわけです(>_<)。


仏間の仏壇にも圧倒されましたが、石谷家住宅には「神殿室」まであるのです!
造り付けの拝殿を設け、一部屋を石谷家の神殿として祀っているとか♪
正月には右に山鳥、左に餅花をかけて年桶を置いて、祭祀を行っていたとのことです。


欄間もよく出来ています。
左側は山陰地方の国(出雲・伯耆因幡)を表し、右側は大山を欄間に彫り込んでいるみたいです。


廊下の壁に掛けられた屏風?に書かれた文字ですが、昔の人ってほんに字がきれいだっちゃぁ〜(^o^)ノ!!!


土間です♪
高さが14メートルの吹き抜け空間になっていて、松の巨木を用いた梁組が、豪壮な雰囲気を醸し出しているでしょ?
手前には「かまど」もあります。


「主人間」の手前の部屋には、ピアノや年季の入ったストーブが置かれています。


石谷家内部には、このように喫茶室もあります。
入館する時に、係員の方から「来館者への『お年玉』として、喫茶室で『白玉ぜんざい』を無料で提供します」と、白玉ぜんざい引換券を貰いました。
時間がなかったので、白玉ぜんざいは頂いてないのですが(*^^;)。
なお石谷家住宅の入場料は、大人500円、高校生400円、小・中学生300円です♪


「主人間」です。
やっぱり作りが他の部屋と比べて、格段に重厚です!


石谷家住宅の西側には、9つの蔵があります。
このうち1号蔵〜3号蔵の内部に入ることができます。
内部は美術展示や智頭町の林業紹介、そしてギャラリーになっています。


1号蔵では、鳥取県指定文化財「豊乗寺大師堂」修繕記念事業として、「豊乗寺至宝展」が開かれてました♪
木造四天王像が、4体展示されてました。
最近の私は木像石像に凝ってますので、いいものを見ることができて、ほんに嬉しいっちゃぁ〜(^o^)ノ!!!
魅力ある石谷家住宅、そしてこの近辺の「智頭宿」、もう一度ゆっくり訪問してみたいです(o^_^o)v!!!