共通漢字体800字♪

*共通漢字体800字♪
日本と中国、そして韓国、さらに昔は北朝鮮ベトナムも、漢字文化圏であるわけです。
漢字文化圏と言われる地域は、言うまでも漢字発祥の地である中国はもちろん、朝鮮半島ベトナム、モンゴル、そして日本というのは知っている人も多いはずでちゅ、
でもベトナムやモンゴルは、とうの昔に漢字を廃止しましたし、北朝鮮も戦後は漢数字のみ漢字を使っていたものの、すぐに漢字を全廃しました(*^^;)。
漢字文化圏」で、漢字を廃止するというのは、東アジア(ベトナムは東南アジアですが)の共通文字で、「アジアの英語」と呼ばれる漢字を、捨てることなんです(>_<)。
なお漢字を全廃した北朝鮮でも、漢字教育は厳格に行われているようですが、どのような内容かは、ネットで調べても、全容が出てこないので、かの国の閉鎖性が改めて分かります♪
現在漢字を使っている、日本、中国(台湾・香港・マカオを含みます)、韓国といった3か国で、「漢字の共通化」を図る動きがあるようです。
なお韓国では、ハングルが優先されて、漢字は新聞の見出しや、冠婚葬祭、歴史的建造物(例えば「光化門」の扁額とか)、法律関連の書物にしか、ジャンジャン使われないのですが、これらを見たら、意外と漢字も使っているわけです(o^_^o)v!!!
さて漢字文化圏なら、同じ文字(漢字)を使っていたわけですけども、時代の流れで、漢字の本家である中国(共産党支配地域)では、本来の漢字を略した「簡体字」、戦後の日本では、簡体字までとはいかなくとも、簡潔にした「新字」、台湾に香港やマカオ、韓国では「繁体字正字」が使われているわけでちゅ。
現在漢字を使っている日中韓+台湾、香港、マカオですが、歴史の流れで各国が使う漢字が、バラバラになってしまったので、「せめて800字ぐらいは、共通化しよう」と(確か韓国が音頭取り?)する話があったようです。
それにしても中国の簡体字、あまりにも略し過ぎて、混乱もあったようです(*^^;)。

昔、(当時の)日本の福田壯夫首相が、当時の中国の実力者である、訒小平氏と会談した時、福田首相は「中国の略した漢字は意味が分からない」と話したら、中国人である訒小平氏も「私でも読めないのです」と。答えたようです(>_<)。
中国漢字である簡体字ですが、ここまで来たら、もう表意文字ではなく、単なる「記号」だっちゃぁ〜(^o^)ノ!!!
漢字のいいとこは、見た瞬間に意味が分かるのが長点であり、漢字の故郷である中国が、わけの分からんことをしとったら、同じ漢字文化圏の日本人も、困るわけです(汗)。
でも中国当局も、「漢字の『表意文字』としての、値打ちを損なわないように、簡潔化している」とのことです(笑)。
なお数か月前に、中国の国語学者で、「簡体字」を創作された学者さんが、110歳ぐらいで他界されたのでちゅ。
ちなみに韓国ですが、台湾や香港とかと同じく、戦前とか昔の日本が使っていた「繁体字」を使ってますので、若い日本人なら、読めないのも多いと思います。
例えば「學」「對」、これはプルルン裕希どころか、學を除いたら読めないです。
「對」なんか「封」と思ってましたが、実は「対」という意味なんですよ〜。
たとえば韓国・釜山から50キロしか離れていない、長崎県対馬なんか、韓国漢字表記では「對馬」になるわけです。
韓国も小学校3年生から、漢字併記(日本語のかなと漢字の『混用』ではないです)教育が始まるようですが、繁体字を使うか、日本の新字を使うか、中国の簡体字を使うか、それはまだ不明です。
それにしても漢字は、学習は大変ですが、一度覚えたら便利なものですし、ハングルが大半の韓国でも、「魔法千字文」という漢字学習漫画が大人気で、アニメ化されて、それを漢字とは無縁のヨーロッパに映像輸出するわけですから、漢字文化圏の動きは、これから面白くなりそうだっちゃぁ〜(^o^)ノ!!!