「・・・・・」。

*「・・・・・」。

私がよくブログで鉄道車両のことを、「汽車」「電車」と書いてますが、汽車は昔なら蒸気機関車が、動力を持っていない客車を牽引しているものを差し、電車は言うまでもなく、電気を外部から集電して、それでモーターを回して走るものです。

鳥取県は西部地域は鉄道が昭和57年(1982年)に電化していて、もちろん「電車」が走ってますが、東部地域と中部地域の鉄道は、全線非電化で、ディーゼルエンジンで走る気動車が大活躍で、私に限らず全国的に、沿線の鉄道が非電化だった場合、鉄道車両のことは汽車と未だに呼びまちゅ。

なお徳島県はJR+第3セクター路線のすべてが非電化で、同県は唯一「電車が走っていない県」なんです。

沖縄県の「ゆいレール」というモノレールは、もちろん電気で走ってますので、電車の部類に入ります。

テレビの旅行番組で、ディーゼルカー気動車)のことを、出演者が「電車」と呼んだら、決まってそのテレビ局に、一部の鉄ちゃんから多数の抗議電話が入るようですが、その気持ちは私も分かりますよ~。

それにしても私も含めて鉄道ファンは、なかなか細かい人が多いです♪

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上の写真は、電車が走るために、架線から集電するために欠かせない、パンタグラフです。

日本ではひし形パンタグラフが主流でしたが、近年ではヨーロッパでは昔から使われていた、シングルアーム(くの字形)が主流です.

パンタグラフの風切り音を軽減させるにはシングルアーム形の方が有利ですし、スタイルも美しいです(o^_^o)v!!!

他にも電車の集電器としては、一番古いのはポール式、そしてビューゲルやZ形パンタグラフ、さらに後述する集電靴があります。

純子ちゃんが「スーパーはくと」のことを「電車」と呼んだら、私はすかさず「あれはディーゼルカーなので『汽車』だで」とツッコミを入れて、「岡山駅米子駅出雲市駅を結んでいる『やくも』は架線からパンタグラフを介して、電気モーターを回して走っているから『電車』だ」と話したら、彼女から衝撃の発言が・・・。

なんと純子ちゃんは「パンタグラフって何?」と、真顔で聞いてきたのですよ~。

さすがに私も驚き、そして説明する気も失せたので「・・・・・。」状態でした。

いくら何でも純子ちゃんは近畿日本鉄道近鉄大阪線信貴山線の沿線で、生まれ育っていて、鉄道車両は「電車」が当たり前なのに、パンタグラフを知らなかったのは、「いくら何だって・・・、彼女は本当にTOEICで高スコアを出したの?」と思ったのは言うまでもないでちゅ。

ただ意外なのは、八尾市の鉄道電化は、近鉄は元からそうだったのに、国鉄関西本線(現在のJR大和路線・・・関西本線)は昭和48年(1973年)にようやく電化したとのことで、私の予想では、近鉄沿線の方は「電車」、国鉄沿線の方は「汽車」と呼んでいたかも知れません。

事実現在のJR久宝寺駅には、かつて龍華操車場があり、蒸気機関車の汽笛も聞こえていてようで、地元で生まれ育った人も、「(国鉄)関西線も遅くまでディーゼル運転だった」と、貴重なお言葉を述べて下さっています♪

よく考えたら、JRの大阪府内の大ターミナルといえば、新幹線が通っている新大阪駅、そして梅田といった大繁華街があり、阪急や阪神、地下鉄も集結する大阪駅では、スーパーはくとはまかぜワイドビューひだといった、電車ではないディーゼルカーが今でも走りまくっているのに、南のターミナルである天王寺駅には、今では電車しか走っていないです。

首都圏南関東なら、東京都や神奈川県、埼玉県(千葉県はJR久留里線小湊鉄道いすみ鉄道が非電化路線なので、ディーゼル三昧できます)では、ディーゼルカー排気ガスの香りを楽しむことはできませんが、大阪府ではそれが可能なのは、嬉しい限りですよ~。

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さて上の写真は、大阪メトロ谷町線の、谷町九丁目駅です。

地下鉄はトンネル断面を小さくして、建設費を減らすため、普通に架線を張って、パンタグラフから集電するのではなく、写真の左にある青い電気が通っている「第三軌条」から、電車の下部に付いている集電靴から電気を取って、それでモーターを回して走っているわけです。

東京メトロでも、地下鉄黎明期の時は、日本初、いや東洋初の地下鉄である銀座線や、それに続く丸の内線は、上記のように第三軌条から集電靴で集電して走る型式でしたが、その後営団地下鉄(現東京メトロ)や都営地下鉄では、他の私鉄線との乗り入れを考慮して、普通の架線からパンタグラフを通じて集電して走る型式が、一般的になっています♪

大阪メトロの場合は、ミニリニアモーター地下鉄(私が勝手に命名)である、鶴見緑地線今里筋線を除けば、堺筋線がフル規格のパンタグラフ集電の路線で、阪急千里線+京都線とも相互乗り入れしていますよ~。

堺筋線南海電鉄本線の天下茶屋が終点で、そこで南海線とも相互乗り入れできたら最高なのですが、大阪メトロ堺筋線南海線とは、線路幅が違う(大阪メトロは1435ミリの標準軌で、南海線はJRの在来線と同じ1067ミリの狭軌)ので、残念ながらこちらは相互乗り入れが不可能なんです。

東京の場合は、線路幅さえ同じなら、後は集電方法の問題なので、東京メトロ(旧営団地下鉄)や都営地下鉄は、その点を見据えていたようで、地下鉄の相互乗り入れが大阪や名古屋より、全然進んでますので、その点はさすがです♪

それにしても純子ちゃんのまさかの発言、私より4学年年上なのに、基礎知識がなさ過ぎなので、お尻ペンペンしとかんとイケンっちゃぁ~(^o^)ノ!!!