思考代行業♪

*思考代行業♪

私が中学校2年生の時の国語教科書に、「思考代行業」という記述が載っていて、今から37年前(1983年・・・昭和58年)のものなのに、とても面白かったのを、今でもしっかり覚えています。

内容は筆者が野球場へ行って、プロ野球を生観戦したのですが、全然面白くなかったというもので、それはいつもテレビでプロ野球中継を見慣れていることが要因だと、分析されていました。

つまり「テレビ中継なら、今の試合の流れを実況アナウンサーが説明してくれるので、内容がよく分かるが、生の試合を観に行ったらそれがないので、テレビの実況中継は『思考代行業』だ」というもので、これは的を得てますよ~。

話はずれますが、今年はコロナ惨禍で、プロ野球は3カ月遅れで開幕して、試合数も120まで減り、オールスターゲームは中止、そしてセリーグの場合は、クライマックスシリーズも中止となりました。

それにしても阪神は目を覆いたくなる惨状で、今年のプロ野球は全然面白くないでちゅ。

逆にサッカーJリーグの方は、J3に所属するガイナーレ鳥取は、開幕試合が勝利でしたので、この勢いで何年かぶりに、J2に復帰して欲しいです♪

それにしても思考代行業という言葉を作った筆者には、ノーベル文学賞を贈りたいです(o^_^o)v!!!

思考代行業で思い出しましたが、私が八尾民商にいた時は、まさに思考停止状態で、何か気に食わないことがあれば、他所のせいにする風潮がありました。

例えば、零細自営業者の経営がしんどいのは、消費税の逆進性(これは分かります)で、大企業は法人税も優遇されて、消費税も「輸出戻し税」とやらのおかげで、払っていない!というものです。

法人税をむやみに下げるのはいかがとは、私も思いますが、輸出戻し税付加価値税(消費税)のしくみが違う外国では適用されないので、輸出品に関しては消費税がかからないだけの話で、日本国内での販売では、もちろん消費税は負担していますよ~。

私も当時は民商共産党が言うことに盲従してましたので、悪い熱に侵されていたのでしょう。

さらに政治については、何かあれば(自民党もそうだが)「創価学会公明党のせいだ!」と、決めつけるとこで、確かに自民党とともに与党である公明党の責任は大きく、同党の母体である創価学会ならなおさらでしょう。

ただ、いくら共産党公明党犬猿の仲とは言え、何でもかんでも世の中の理不尽さの原因を創価学会公明党に押し付けるのは、ちょっとオツムが足らない気がしまちゅ。

私も民商共産党に19年近くいた身ですが、気に入らないことを創価学会公明党に責任転嫁するほど、楽なことはなかったですし、まあそれが「思考停止」の証だったのかも知れません。

共産党員のいけないとこは、朝日とか読売とかの一般紙(共産党用語では「商業新聞」と、見下した呼び名を使います)は読まず、しんぶん赤旗しか読まないのです。

先輩方に「普通の新聞は読まないのですか?」と聞いたら、「あんなもん面白くない!」というのですが、特定の政党機関紙しか読まなかったら、当然ものの考えは偏ってしまい、思考は停止します。

特にしんぶん赤旗しか読まなかったら、貞操観念が崩れる、セクハラ奨励の土壌を産むという、とんでもないことにつながりますので、前述の悪行を推進するための「思考代行業」なのかも知れません♪

私は読書はあまりしないものの、全国紙である、朝日(八尾市の高級賃貸マンションで購読)、読売、毎日、産経、日経の五大紙は休みの日に、まとめ読みしていて、超保守系の産経にも、面白い記事が載っていたりしますし、日経はさすがは専門紙だけに、経済のことは多少分かった気?になれます。

思考代行業はスポーツの試合の場面では、本当に便利なものですが、仕事や一般生活では、特定の思想や機関誌に書いてあることに縛られず、多様な考えを受け入れて、それを自分の頭で考えて、どれが正しいのか判断する力が必要でちゅ。

それにしても「思考代行業」、37年の時空を超えて、私の脳裏に再び蘇ってくるのですから、19年近くの民商共産党時代の精算をしてくれと、何かせかされているような気がするっちゃぁ~(^o^)ノ!!!