大阪生活の「弱点」2


*大阪生活の「弱点」2
大阪府国保料が日本一高いのは前回書いた通りです。「もうひとつの弱点」とは・・・? 
鳥取県や東京都に住んでいる方(または出身者)、いや日本の80%の方々が聞いたら信じられないことが大阪では普通になっています。写真に載っているビラは、八尾市議会のある会派のニュースで、今朝マンション集合ポストに入っていました。「学校にクーラー・熱中対策を〜」ここまではどうってことありません。
問題はその下で「中学校給食実施を」と書かれています。なんと!八尾市はもちろん、大阪府内のほとんどの中学校では給食がないのです!。もちろん中学校の完全給食普及率は7.7%で言うまでもなくダントツの最下位です。なお最下位2番目は神奈川県の16%ほどです。
我が故郷鳥取県は77%です。鳥取県の場合、米子市(旧淀江町と西伯郡日吉津村と合同設立の組合立中学校は除く)と境港市が足を引っ張り、意外と普及率は高くありません。日本の首都である東京都は88%ほどで、「大都会の中枢」と言える東京23区の中学校には全校に給食があります。私も八尾に来た時、中学校に給食が無いのにはびっくりしました。
ちなみにミルク給食普及率は大阪府は15%ほど、2番目に悪い神奈川県でも(数値は忘れましたが)ミルク給食では大阪府に大きく差をつけていました。なお八尾市はなんとか「中学校ではミルク配布(給食)」みたいです。15%の中に入って良かった〜!、なんて喜んでいる場合ではありません。
なお大阪府内で完全中学校給食を行っている自治体は、門真市・交野市・四条畷市大阪狭山市和泉市田尻町熊取町・岬町・箕面市の1校・松原市の1校です。「田舎の鳥取を飛び出して、大都会大阪に住みたいっちゃ〜」と考えている鳥取県人同志の参考になれば幸いです。
なお自宅からの弁当持参も選択できる、学校給食法を満たした給食・家庭弁当選択方式を吹田市と富田林市が導入して今年〜来年中に全校で「給食」を食べることができます。大阪市はどうかというと?、八尾市よりマシかも。それは次号にて!