「電車」と「汽車」乗り比べだっちゃぁ〜(^o^)ノ!!!


*「電車と「汽車」乗り比べだっちゃぁ〜(^o^)ノ!!!
先日今まで乗ってみたかった、和歌山電鉄に乗車してきました。
なお和歌山「電鉄」の「鉄」は旧漢字の「鐵」ですが、本文中では通常の新漢字の鉄と表記します。
和歌山電鉄はもとは南海貴志線だったのですが、経営不振のため南海電鉄から経営分離されて、岡山県でバスや岡山電気軌道を運行している、両備グループが再建に乗り出して、現在ではネコの「たま駅長」といったアイデアで、外国人からの乗車客も多い路線になっています♪
それにしても岡山県の企業が和歌山県の企業を再建するとは、これまた面白い話でちゅ。
「おかやま」「わかやま」、まさに「お」と「わ」の違いだけに(笑)。

私が乗ったのは赤い「おもちゃ電車」です。
略称は「OMODEN」(オモデン)になっています。
和歌山電鉄では他にも、元祖ラッピング車両である「いちご電車」や、「たま電車」が走っています(o^_^o)v!!!

和歌山電鉄のホームへ向かう階段には、たま駅長のイラストが多く掲示されていますよ〜。

和歌山電鉄和歌山駅の駅名票ですが、形や塗装からし南海電鉄が運行していた時のものを、そのまま踏襲しているみたいです♪

おもちゃ電車の車内です。
観光客が多くって、立ち客もいたほどの盛況ぶりです。
外国人もいく人かいました。
車内にはガチャガチャまで置かれて入れ、これには思わず笑ってしまったでちゅ。

鉄道模型ジオラマも展示されています。
これらは愛知県の方が寄贈して下さってみたいだっちゃぁ〜(^o^)ノ!!!

赤ちゃん用のベッドも置かれています。
私としてはここで寝たかったのですが(*^^;)。
でもそれをしたら、周りの視線が冷たくなるのは間違いないでしょう(>_<)。

和歌山駅から終点の貴志駅まで30分ほどで着きました。
駅舎の屋根上にローマ字で「TAMA」の表記が掲げられてますでしょ?

貴志駅舎内には、たま駅長の姉妹?と思われる「にたま」もいました♪
ガラスケースの中での監禁状態ですので、これは少しかわいそうでしたよ〜。
動物愛護にうるさい西洋からは、ヒンシュクを買うかも(汗)?

貴志駅からは折り返しの和歌山駅行きおもちゃ電車に乗って、和歌山駅からはJR紀勢本線を走っている、特急くろしお号に乗ってさらに南の御坊市に向かいます。
私が乗ったくろしお号は、381系振り子式特急電車を使用してましたが、指定席車には記念撮影用のための?「パンダ座席」が設けられています(o^_^o)v!!!
紀勢本線沿線の白浜温泉にある、「アドベンチャーワールド」には、パンダさんもいるのでちゅ。

私を乗せたくろしお号は、和歌山駅から40分ほどで、御坊駅に到着しました。
和歌山駅からは「電車」を楽しみましたが、御坊駅からは「汽車」を楽しむわけです♪

御坊駅は日ノ御埼や道成寺への玄関口でもあります。
昔は駅弁も売っていたみたいで、売店もホーム上にありましたが、今ではシャッターが閉まっています(>_<)。
今では駅弁販売廃止した駅も多いもんで(*^^;)。

今度は「汽車」に乗りますよ〜。
これは紀州鉄道レールバスですので、「汽車」(というかディーゼルカー・・・気動車)というよりかは、まさに「線路を走るバス」(もちろんディーゼルエンジンで走行)そのものだっちゃぁ〜(^o^)ノ!!!
車両も「バス」というだけあって、通常のディーゼルカーや電車よりも小さい、バスと似たり寄ったりの大きさでした。

ただ参ったことにこの紀州鉄道レールバスは、「非冷房車」なんですよ〜。
きょうびではとても珍しいです(汗)。
まあこの日はさほど暑くなかったので、問題はなかったのですが。
それにして冷房車がないとは、さすがは「日本一路線距離が短い鉄道会社」だけのことはあります(笑)
紀州鉄道はもともとは「御坊臨港鉄道」という会社が運営してましたが、経営が成り立たなくなってきて、廃線の危機を迎えそうになった時に、ある不動産会社(本社は東京?)が「会社が『鉄道』を持っていたら、対外的に信用度が高まる」という理由で、御坊臨港鉄道を買収して、社名も「紀州鉄道」という壮大な名前になったわけです(o^_^o)v!!!

その壮大な社名である紀州鉄道ですが、線路はご覧の通り草だらけで、「廃線」と言っても過言ではありません(>_<)。
営業係数(100円稼ぐのにいくらかかるのかを示す指数)もメチャクチャ高いのですが、廃線という噂が出ないのは、親会社がしっかりしているせいでしょうか?
当然線路はこのような状態ですので、レールバス(汽車)もスピードは出せないので、原チャリ並みの時速30キロがいいとこです(*^^;)。

レールバス(汽車)の車内です。
紀州鉄道を乗るのを目的とした方(もちろん私も含めて)も数人いました♪

終点の西御坊駅です。
昔はここより数百メートル営業路線があったのですが、今ではそこは廃線になっていまちゅ。
なお紀州鉄道は日本最短の路線と書きましたが、営業距離はたったの2.7キロしかありませんので、JR紀勢本線盲腸線みたいなもので、JR御坊駅と市の中心部を結ぶ(西御坊駅より先がまさ営業運行中の時は、港湾関係の輸送も)路線としての役割を行っていまちゅ。
そのためか超赤字のローカル線の割には、レールバス(汽車)の運行頻度は1時間に1本ほどですので、これは対したものです(o^_^o)v!!!

西御坊駅の駅舎です。
この駅舎は路線創設当時のもので、屋根や入り口の高さは低いので、当時の日本人の平均身長に合わせて造られたものだと、レールバス(汽車)の運転士さんが話していましたよ〜。

当初は和歌山駅で駅弁を買って、くろしお号の車内で食べる予定でしたが、和歌山電鉄とくろしお号との乗り換え時間がなかったので、西御坊駅前にある食堂「なかむら亭」さんでチャーハンを食べました♪
おばあさん一人でお店を切り盛りしてましたが、メニューの種類は多かったです。
私が精算する時におばあさんが素敵な笑顔で、「(私が持っていた空のペットボトルに)お茶を入れて行っていいですよ〜」と、優しく話しかけてくれたっちゃぁ〜(^o^)ノ!!!
私は別の未開封のミネラルウオーターを持ってましたので、丁寧に断りましたが、ホント優しいおばあさんで、またなかむら亭さんのお料理を食べに行きたいでちゅ。

今では草ぼうぼうで、何がなんだか分かりませんが、西御坊駅よりさらに西には、ここより先に線路が数百メートル延びていて、営業運転をしていたわけです。

西御坊駅は意外と商店街が多くて、JR御坊駅よりも人口密度は高いじゃないだか?と思いました。
この川の景色も、田舎の地方都市にふさわしい雰囲気が漂っていますよ〜。

西御坊駅からまたレールバス(汽車)に乗ってJR御坊駅まで戻ります。
中間駅で市の中心部にも近い、紀伊御坊駅の車庫には、このような旧型の車両も止まってました。
本当ならこちらの方に乗りたかったのですが、今でも現役で走っているのでしょうか?

路線には「学問」(がくもん)という縁起のいい駅もあります♪
この駅の切符を記念に買って持っておいたら、なにか御利益があるかも知れないでちゅ。
でも無人駅ですので、どうやって切符を買ったらいいのか、しっかりと調べとかんとイケマセン。
今回乗車した和歌山県が誇る「電車」と「汽車」の乗り比べ、マジに楽しかったっちゃ〜(^o^)ノ!!!