鳥取三洋電機跡地の今♪

鳥取三洋電機跡地の今♪

鳥取市の家から県道を北上して、袋川の橋の上から、ジャパンディスプレイさんの鳥取工場が見えます。

ここも元々は鳥取市・県が誇る大企業だった、鳥取三洋電機があったとこでちゅ。

なおジャパンディスプレイの石川県の工場は、閉鎖になったと新聞で読んだような気がしまちゅ。

鳥取三洋電機の工場をそのまま使って、鳥取市に進出したライフオンさん(広電・・・東京都に本社を置く暖房機器メーカー)が、三洋撤退後に、鳥取市に来てくれました♪

ラシックさんという、聞いたことがないようなあるような会社も進出していて、これはIT業界の中ではかなり有名みたいでちゅ。

ラシックさんの敷地内、もちろん鳥取三洋電機吉方工場時代からある、この洋風の建物は、鳥取三洋電機が進出する前にこの地にあった、鳥取高等農学校(現在の鳥取大学農学部)の校舎の一部で、当初は鳥取三洋電機撤退時に、この建物も解体するようだったのですが、歴史的価値があると認められて、現在も残されています(o^_^o)v!!!

和薬品工業さんも鳥取市に進出してくれました。

実はこの会社を誘致するのは、当初経済界からは「どうせ無理だろ」と言われていたようで、同社の本社は大阪市にあり、工場は他に兵庫県にもありますが、インド企業の外資傘下だったため、当時の竹内功市長がインドまで乗り込み、直談判して、見事鳥取市に工場を作ることを、勝ち取ったのですよ~。

なお共和薬品工業は「アメル」のブランドで、よく聞きます。

南吉方三丁目バス停は、かつて「三洋前」という名前でした。

向かいの大きい工場は、日本ディスプレイさんです。

やっぱり広大な鳥取三洋電機吉方工場の跡地に進出した企業で、一番規模が大きいのはこの和菓子製造会社である、源吉兆庵さんかも知れませんよ~。

本社は岡山市にありますけど、恥ずかしながら私って、全然知らない会社だったのです。

同社の鳥取工場だけで、300人の雇用を生み出したとのことです!

2012年に三洋電機本体がパナソニックと合併して、鳥取三洋電機も700人の削減で、うち310人は富山県横浜市などに配置転換となり、鳥取市どころか県の経済に、甚大な影響を与えました。

鳥取三洋電機が進出したのは、昭和41年(1966年)に当時の高田鳥取市長が、大阪府守口市に出向き、三洋電機に「鳥取市にも工場を建てて下さいlと陳情したら、見事に鳥取市に来てくれて、それも巨大な工場を2つも造り、鳥取三洋電機の下請けや孫請け企業もできて、産業の裾野が大幅に広がったのは、当時まだ生まれる前の3年前だったので、よくは分かりませんが、三洋電機創業家である井植氏は、「鳥取の皆さんには三洋の製品を好きになって下さい」と話されていたようで、確かに三洋製品を扱う電器屋さんは多かったです♪

鳥取三洋電機が撤退した後の吉方工場跡地は、ライフオンさんが入居している工場以外は解体されて更地となり、そこに中堅企業4社が来てくれたのですから、嬉しいことですし、一つの大企業だけに頼っていたら、いざ撤退された時の傷口は、筆舌に絶する大きさであり、鳥取市の細切れ誘致作戦は見事ですよ~。

これで鳥取三洋電機吉方工場分の雇用は、何とか確保できたみたいです。

それにしても大企業の一方的な撤退、これはあちこちの地方都市で起きていることですし、西日本で一番大きい県である大阪府も、同地発祥で本社機能もあった住友とかの大企業も、「本店」所在は大阪市とだけ登記して、本社は東京都内に移転しまくりですから、安心はしてられませんし、最近では和歌山県のとこかにある、エネオスの製油所が廃止が決まり、仁坂和歌山県知事が大激怒して、東京のエネオス本社まで抗議に行ったようです。

とりあえずは工業都市の側面も持つ、鳥取市の面子が守られて良かったでちゅ。

なお鳥取三洋電機の立川工場は、今でも「三洋テクノソリューソンズ鳥取」として、今でも現存操業していて、従業員は240人弱いて、社名に「三洋」は付いていますが、もちろん今ではパナソニックとの資本関係は切れていて、無関係同士です。

その後はクロスバイクに乗って、旧鳥取市街地まで行きました。

この大判焼きのお店、昔からあって(店はもちろん新築されています)、今でも人気店なのは嬉しいです。

それにしても「大判焼き」という呼び名ですが、大阪では回転焼きみたいですし、いろいろ名称があるようです。

皆さんのとこでは何と呼ぶのでしょうか?

久しぶりに鳥取市の「こな」さんに行って、豚キムチを食べました。

  1. でも以前よりもキムチの酸味が効きすぎて、豚肉の甘みが負けていて、酸っぱ過ぎるような?

鳥取駅北口にある、花時計です♪

さまざまな花が使われていて、本当に美しく、大鳥取市の玄関口のシンボルとして、相応しいです。

なお花時計の針は、冬季は積雪対策のため、外されてしまいます。

駆け足で鳥取三洋電機吉方工場の跡地について説明しましたが、この話を一番楽しみにしていたのはブログ友のSPYBOY様であり、何とか鳥取市の頑張り奮戦ぶりは伝わったと思うっちゃぁ~(^o^)ノ!!!