歴史的建造物!


*歴史的建造物!
志戸坂峠から鳥取市に帰る途中、「板井原集落」へ行って来ました。板井原は2ヶ所あり、ここ鳥取県八頭郡智頭町は「上板井原」です。ここから北西の旧八頭郡「用瀬(もちがせ)町」(現鳥取市)にある集落は単に「板井原」です。

これは江戸時代に建てられた? 藤原家住宅です。江戸時代〜明治時代は農業や炭焼き、養蚕で栄えましたが、昭和期にトンネルができて、上板井原住民は、麓の智頭町中心部に移住しました。
しかし歴史的建造物や日本の田舎原風景が評判を呼び、今では一大観光地になっています。なお現存する建物はもちろん個人資産ですので、うっかり家の奥まで行かないように注意しましょう。

昔の家はお風呂が離れにありました。五右衛門風呂でしょうか? 私が住んでいた鳥取市古市の家も当初は薪を焼いて湯を沸かしていましたが、電気温水器に一気に進化しました。

お風呂沸かし口の拡大写真です。左の薪を焼いて湯を沸かすのでしょう。
そういえば農家の便所も外にあったな〜。

上板井原の中心道路である「六尺道」です。幅は2メートル未満ですので、今まで自動車が進入したことはないとのことです。
近くでおばあさんが作業をしていましたので、あいさつしました。この集落の風景はは本当に心が洗われる思いです。

でも中には田舎大好きの方もいます! 旧家を改造した喫茶店「野土香(のどか)」さんです。経営者の女性は兵庫県尼崎市からこの智頭町にIターンして、この喫茶店をされています。
交通の便が悪い集落にもかかわらず、今や鳥取県下でもたくさんコーヒーが売れるお店として有名らしいです。私も妻子と一度アイスクリームをここで食べました。2階はギャラリーになっています。
この他にも「火間土(かまど)」さんと言う、日曜日だけ限定の食堂もあります。

これが「火間土」さんです。日曜日に行けば、店の名の通り、昔ながらの「かまど」で炊いたご飯を食べることが出来ます♪
それにしても上板井原集落は、2つの飲食施設があるなんて、大した村です(驚)!

「火間土」さんのお店前にある看板です。「水車精米」「かまどめし」「コーヒー」と商品案内もバッチリです♪
ビールや酒は無いのだろうか?

藤原家住宅裏側です。家から川に直接行けます。昔はここで洗濯していたのでしょうか? 
まさにおばあさんがここで洗濯中に、桃がドンブラコと流れて来て、桃太郎誕生!という感じです。

六地蔵の北側に水車小屋(そこそこ新しい)もあります。中には何があるのでしょうか?

隣の小屋の壁に中国電力の色あせた看板が付けられていた(昭和60年の)ので、水車小屋で発電? ではないでしょう。そもそも送電線がないし(笑)
「火間土」さんの精米をここでしとったりして?(マジで!)。
なお私は中国電力関西電力の二社に電気代を払っています(爆)!

六尺道の西の集落はずれに立つ「六地蔵」です。お地蔵さんに、赤い頭巾や涎掛けを着させてあげたいです♪。これから寒くなるので。

六地蔵とともに、上板井原集落を守護する、上板井原神社?です。

藤原家住宅と野土花さんの裏側です。木々の間から放たれる木漏れ日が美しいでちゅ。

こちらは旧用瀬町(現在は鳥取市)の「板井原集落」です。昭和50年に20数戸の村民が離村したみたいです。しかし家の保存状態は良いし、田畑も現存していますので、旧住民が定期的に来ていると思われます。
智頭町の上板井原もそうですが、ここにもお墓がいくつかありました。やはり離村して智頭町中心部や鳥取市、大阪などに移住しても、死んだ時は生まれ育った場所の土に帰りたいものです。
なお私の先祖の墓は鳥取県日野郡江府町にありましたが、現在は米子市に移転しています。