JR小浜線に、「電化」は必要だったのか?


*JR小浜線に、「電化」は「必要」だったのか?
先日の週末急に北陸に行きたくなったので、一番手っ取り早い福井市に行くことにしました♪
でも湖西線北陸本線で一直線で行っても面白くないので。京都府福知山駅まで行って。そこからJR舞鶴線の電車に乗って東舞鶴駅より、JR小浜線に乗り換えました。
上の写真は東舞鶴駅で発車を待つ、125系直流電車です。
結構外観は格好いいかも?

車内はこんな感じで、座席は転換クロスシートですので、えらい都会的です(o^_^o)v!!!
山陰本線浜坂駅鳥取駅〜米子駅松江駅出雲市駅〜益田駅間を走っている、「キハ127系気動車」(電車ではなくって、ディーゼルエンジンで走行する車両です。以下ディーゼルカーと書きます)も高出力エンジン(1両につき450馬力!」を積んでいて、そのため走行性能は高いのですが、座席の背もたれが直角で、席の転換もできず向かい合わせの座席ですので、居住性は少し劣ります(>_<)。

東舞鶴駅を出発して、京都府最後の(最初の)駅である、松尾寺を通過して福井県に入ったら、このような高圧電力の鉄塔と電線が見えてきます。
この辺は若狭高浜駅付近ですので、関西電力が動かしくてたまらない、高浜原発が近いのかも知れません(*^^;)。
このような高圧電線と鉄塔は、いつも「鳥取・八尾日記」を応援して下さっている、法では裁けない悪を自身のブログ上で、バッサバッサと切り捨てて下さっているSPYBOY様に、是非とも破壊して欲しいっちゃぁ〜(^o^)ノ!!!

若狭湾の海は本当に美しくて、海水浴場の看板もいくつか見ました♪
小浜線沿線には、三方五湖や蘇洞門といった観光資源も多いでちゅ。
余談ですが、この若狭地方は、演歌歌手の大御所でもある、五木ひろしの出身地だし(笑)。
原発銀座」の若狭湾ですが、もし福島第1原発のような重篤な事故が起きたら、海水浴や海産物(フグが有名!)はもちろんのこと、その他の観光もダメになるでしょう(>_<)。
本当に我が鳥取県には、原発なんぞなくって良かったですよ〜。

小浜駅に到着です。
(直流)電化路線ですので、このように架線は当然ながら張られています。
なお小浜線は平成15年(2003年)に電化されましたが、電化工事の費用は沿線8自治体が13億7800万円、京都府舞鶴市が(それぞれ?)1億8千万円、残り57億円は民間が出しています。
JR西日本はお金を出していませんが、「地元の要望なら地元がカネを出せ」という、「JR商法」そのものでちゅ。
なお「民間の57億円」ですが、このうち沿線の美浜町高浜町、大飯町(当時)に原発を持つ、関西電力日本原子力発電北陸電力が合計54億円を、福井県に寄付しているとか!
まさに小浜線は「原発マネー」で電化された路線ということです(*^^;)。
SPYBOY様なら、「小浜線乗車ボイコット」を行うことでしょう♪

小浜駅の駅名票です。
オバマ米国大統領も、今週の水曜日に「国賓級」で来日しますよね〜。

改札を途中下車して、小浜駅の駅舎を写しました。
駅の近辺は思ったより開けていて、時間があれが次の電車が来るまで町を散策しても良かったのですが、福井市内での観光を考えたら計画的にキツイので、乗っていた電車(小浜駅で9分停車でしたので)に乗って、敦賀駅に向かったのは正解でした。
なお小浜市若狭湾沿岸の自治体では珍しく、原発がない自治体です(o^_^o)v!!!

125系は当然電車ですので、集電のためにパンタグラフ(それもオシャレなシングルアームの「くの字」型!)が付いています

小浜駅では東舞鶴駅行きの電車と交換します。
小浜線は全線単線ですので、駅での行き違いが欠かせません♪

小浜駅構内には、蒸気機関車が走っていた時の給水塔が、今でも残っていまちゅ。
このような遺構はいつまでも残して欲しいものですよ〜。

終点の敦賀駅で見た、小浜線の発車時刻表です。
このように1日14本しか電車が運行されていません。
電車はディーゼルカー蒸気機関車よりも、安く運行できますが、このような閑散路線で電化してしまったら、架線や変電所の維持費の負担が大変になるにもかかわらず、小浜線が電化したのって、沿線住民の「ディーゼルカーよりも電気で走る『電車』の方が『都会的』だから電化して欲しい」といった要望があったのかも知れません(>_<)。
もちろん沿線には原発(現在は全機停止中)も多いので、電源にも事欠かないのもあったかも知れません(*^^;)。
せっかく電化した小浜線ですが、電化工事費用の抑制のために、変電所の数を減らして(4カ所しかない)、制御速度も25Km/hの区間もあり、加速度(電車なのに!!)や最高速度(85Km/h)を落として運転しているとのことです。
前述の通り架線などの電化施設の維持で沿線自治体も、アップアップで溺れているとのことですよ〜。
「電車」を走らせるのなら、利用客が多いために、最低1時間に2本(30分毎)以上の頻度で運行させる必要があるといった条件がないと、電化設備の維持費をペイできんと思います!
福井県の鉄道はJR越美北線以外は私鉄も含めて電化している「電化王国」で、我が鳥取県伯備線山陰本線伯耆大山駅以西と、(旅客運行はしてませんが)境線の米子駅後藤駅間が電化しているだけの、電化後進県なんです。
でも鳥取駅以東の山陰本線は非電化で単線でも、軌道が強化されてますので、特急ディーゼルカー(HOT7000系とキハ187系)は振り子式機能を生かして、最高速度120Km/hで運行していますし、鳥取駅〜智頭駅間の因美線も、電化されている小浜線よりも最高速度が10キロ速い、95Km/hで運行されています♪
なお智頭駅から岡山県の大原駅(美作市)を通って兵庫県上郡駅まで結んでいる、第三セクターの優等生として誉れ高い「智頭急行」は、全線高架で最高速度130Km/hを誇っとるっちゃぁ〜(^o^)ノ!!
おまけに近年のディーゼルカーの進化のためか、将来的には最高速度が160Km/hで運行も可能とか!
やっぱり「スーパーはくと」(HOT7000系)や「スーパーいなば」(キハ187系)って、マジに凄い汽車、ディーゼルカーなんだなあ〜と、改めて思いましたよ〜。
そもそも「鳥取駅」自体が「電化」しとらんし(笑)。
私は断言します。
小浜線の電化は失敗で、それをするぐらいだったら軌道を強化して、高出力エンジンを積んだ最新型ディーゼルカーで、列車運行した方が、安上がりだったと思いまちゅ。

鉄道の要所である敦賀駅で下車して、(敦賀市が発祥?)の「ソースカツ丼」を駅前の食堂で食べました。
850円で味噌汁やたくあんも付いていました(o^_^o)v!!!

ソースカツ丼をさらに拡大です♪
なお福井県では「カツ丼」とえば、「ソースカツ丼」を指すとのことです。
普通の卵とじのカツ丼って、売っているのでしょうか?

カツの脂身を拡大してみました。
ソースカツ丼はご飯が入った丼にカツを載せて、ソースをかけるといった簡単な食べ物で、食堂の大将に「このソースって、ウスターソースをそのままかけているのですか?」と聞いたら、大将は「もとになるのはウスターソースですが、それにトマトや酒などを混ぜて、特製のソースを作っています」と話されていました。
私も初めて食べたソースカツ丼ですが、意外とあっさりしとって食べやすかったので、また福井県に行く機会があれば、ぜひとも食いたいっちゃぁ〜(^o^)ノ!!!