大阪生活の「弱点」4


*大阪生活の「弱点4」
このシリーズも壮大化してきました。写真はある週刊新聞の今週号予告です。「学校給食から見た子どもの貧困」と銘打ったタイトルで、「大阪からリポート」とも書かれており。言うまでもなく中学校給食普及率のが最悪とであるのを指しているのは明白です。
ご存知の通り、現在の大阪府知事橋下徹氏です。彼の知事選公約に「中学校給食の普及を」と言うのがあり、多くの府民が期待していました。実際大阪府が各自治体に中学校給食を行う場合補助金を出すという政策を打ち出しています。
しかし「スクールランチ」と称した、学校給食法に当てはまらず、当然就学援助の対象にならない業者弁当配達(大阪市のような)を取り入れる自治体も増えています。茨木市高槻市の「スクールランチ」は私の母校である鳥取市立南中学校の給食よりも美味げに見えました。
中学校内に購買もなく、パンも牛乳も買えない学校もあるだけに(牛乳が飲める八尾市はまだマシか)、法律上の給食ではないとは言え、今までよりマシかな〜と思えてきます。もっとも私は「中学校弁当」と言えば、遠足の時と、給食センターが点検日で休業の時しか経験がないもので・・・(汗)。
しかし大阪府の各自治体が「中学生の昼食がこれで良いのか?中学生と言えば心身ともに急成長する時期であり、戦後の混乱期じゃあるまいし、家庭が貧しく弁当を持ってこれない「欠食生徒」が21世紀の大都会大阪でいるなんて、おかしいじゃないのか」という意識を持って何らかの対策を講じることは悪いことではありません。
この数年間で吹田市や富田林市で選択制中学校給食が始まり、河内長野市岸和田市でも中学校給食の検討に入ったのは良いことです。このきっかけになったのは前述の橋下知事の公約も多少はあると思います。
なお私は橋下知事の「府庁をWTCに移転」、中小企業融資を破壊する「大阪府財政構造改革プラン」多重債務者を増やす「貸金業特区」など、営業破壊の強権的な手腕には反対の立場です。しかし私は「良いものは良い」と評価する現実主義者であります。次号では写真に載っている週刊新聞今週号の中身を見てみましょう♪