電話魔♪


*電話魔♪
よく「鳥取・八尾日記」には橋下徹大阪府知事ネタがよく登場します。
境港市の『水木しげるロードを大阪の商店街活性化に生かしたい』という現地訪問した橋下知事の発言や、我が母校である鳥取市立美保小学校の校庭完全芝生化について、大阪府内の小学校の校庭芝生化を公約に挙げている橋下知事に対して「橋下知事も視察に来て」という表題が「鳥取・八尾日記」にはあります。
橋下知事も人気はあるものの、大阪府信用保証協会の中小企業向け融資制度改悪や、大阪の文化「お笑い」の殿堂である、「ワッハ上方」の縮小移転(結果は現在地で継続)、大阪センチュリー交響楽団への補助金中止、大阪児童文学館の廃止など、文化に対する、そして大阪経済を真に支えている中小企業に対して厳しすぎであります。
さらに税金無駄使いの府庁をWTCに移設、立ち消えにはなったものの、高利で金を貸す「金融特区」、カジノ導入、黒字なのに府営住宅を潰すといった政策には賛同できません。
大阪府庁も歴史由緒ある建物であり、私の父の古巣である鳥取県庁や、首都東京の都庁といったビルよりも遥かに風情が感じられます♪ 
もう辞めるけど宮崎県の東国原知事は、同じく歴史的価値がある宮崎県庁を観光地化したとか。
これは大したことであり、橋下知事も考えてほしいものです。
もっとも東国原知事も「東京都知事に立候補か?」と言われるだけに、彼の宮崎県に対する郷土愛はどれだけのものだったのでしょうか?
さて、今日1月13日(木)の朝日新聞大阪河内版に「橋下会見」という、週に1回の割合で橋下知事のインタビューが掲載されています。
引用すると大見出しで「中学給食 同調者結構いる」と書かれています。記事は以下のとおりです。
「(記者)中学校に学校給食を導入する意向があるか、市町村長に確認しているのか」
「(知事)中学校数が多い自治体の首長に電話している。今のところ(同調者は)結構いる。これまでほったらかししてきたのは有権者が声を上げなかったから。府民に公立中学校に上がったら弁当なんだという思い込みがあった。保護者の声が強まればやらざるを得ないという市町村がほとんどだ。賛否両論あると思うので、メディアにも選択肢を示してもらって議論してもらえれば」
鳥取・八尾日記」でも重ね重ね取り上げている、大阪府内公立中学校の学校給食普及率の低さの問題です。
全国平均80,9%の中学校給食普及率ですが、大阪府は7,7%という、神奈川県の16,2%と並んで低い数字です。

スーパー大都会首都東京では88,7%、名古屋市がある愛知県は100%!(富山県も)、私の出身母体鳥取は77%で、全国平均以下で、大阪府のちょうど10倍です(汗)。
私は鳥取市の人間ですが、境港市米子市の一部が足を引っ張っているもんで(汗)!
残念ながらこの問題を取り上げて、お叱りを受けたことがあります。
しかし私は当たり前のことを求めているだけであり、実際大阪では「弁当をもってこれない」「コンビニのパンで済ます」「親からもらった昼食代をタバコ代に回す(実際中学校の教師から聞きました)」という状況です。
まして大阪府は経済状況が最悪で、当然親の所得も減っており、そのしわ寄せは子どもに来るわけです。
共働きで弁当を作れない状況が出来上がり、前述のような出来事が本当に起こっているわけです。
食にはうるさい私の母と次姉も「父子家庭は大変だろうな〜」「作る親はまだしも、まともな弁当を持って来れなかったら、子どもがかわいそうだ!」と意見しております。
さらに中学生は心身の急成長だけでなく、味覚も敏感になってきます。中学生の昼食で「パン」「コンビニ弁当」、果ては「日の丸弁当(全くの御飯だけ、おかずなし!)」(これも実際に聞いた話)という生徒もおります。
給食は郷土の農産物など特産を食べる絶好の機会だけに、中学生にこそ食べてもらいたいものです!
橋下知事自治体首長に電話しているのはありがたいです。まさに「電話魔」で(笑)!
橋下知事も答えている通り「中学は弁当という思い込み」、これは本当に強いです!
私の配偶者ですら「中学校に給食ってあるの?」と信じてくれなかったもので(泣)。
この壁を壊すのが最大の難関、と言いたいところですが、さすがに他県他地方から流入する人も多いわけで(私もその一人)、府民の意識も変わっており、当然これには経済悪化による夫婦の共働きも意識変化につながっています。
橋下知事自身が何年か前の読売テレビ(ytv)の夕方ニュースの中で「中学校給食を大阪でもしたい。東京では当たり前なのに」と答えていました♪
でも一つ不思議なのは、なぜ橋下知事は中学校給食にこだわるのでしょうか?
もちろん私としては嬉しいことであり、中学校給食や小学校校庭芝生化は応援します♪
橋下知事が就任してから大阪府は中学校給食についても意識を高め、補助金制度も設けています。
本来府の仕事じゃないけど、おかげで吹田市と富田林市で中学校給食が導入!
学校給食法上の給食ではありませんが「スクールランチ」事業が大阪市茨木市高槻市柏原市で始まっています(これらは改善の余地あり)。
岸和田市河内長野市でも中学校給食実施についての委員会が設けられています。橋下知事になってから中学校給食または中学生の昼食について大阪府下で意識が高まったのは否めません♪
彼は東京都渋谷区で生まれ(公式上)育ち、小学校5年生の時に大阪市に来ていますので、中学校給食を体験していないのでは?
にもかかわらず中学校給食の「意義」を理解しているので、この辺は評価できます。
まあもう少し強権的なところを直してほしいとは思いますが。
なお私は橋下知事と年齢が一緒です♪

追記
昨日1月14日(金)付けの朝日新聞大阪河内版にも橋下知事の中学校給食関連の発言が載っていましたので引用します。
「統一選の9市長選で争点化を目指す公立中学校の給食導入にも触れ『公立中学校は給食をやらなきゃいけない。挑戦します』と述べた」
大阪府内で完全給食を行っている自治体は11市町村、ミルク給食を行っているのは八尾市をはじめ数自治体です。
中学校給食の普及は立場の違い関係なしに進めんとイケンっちゃ♪