聖地♪


*聖地♪
2月11日(金祝)は若桜鉄道の隼(はやぶさ)駅に行ってきました♪

若桜鉄道隼駅に到着しました♪私が乗った気動車は「さくら3号」ことWT3000形3003です。
当初は250PS機関の搭載でしたが、今では330PS機関に換装されています。
因美線が高速化したので、最高速度時速95キロ出せるようにしたのでしょうか?
若桜鉄道は1987年からJRより分離して、第3セクター会社の運営になりました。
2009年(平成21年)4月からは「上下分離方式」により、線路などは八頭町や若桜町といった沿線自治体が保有、車両や駅員・運転手の管理は若桜鉄道が引き続き担当するものです。
若桜鉄道基金が枯渇しかけてきただけに、若桜駅に蒸機「C12]を兵庫県多可町から頂いて、動けるようにして(蒸気ではない)運転体験も行うなどの催しを設けて、観光客誘致に取り組んでいます♪
ここ隼駅もその一環を担っています!

ホームでは人形さんがお出迎えです♪
それにしても良く出来とる人形です。初めて訪問する人が夜にこの人形を見たら卒倒したりして(笑)。
左の子どもの人形がまたがっている自転車には「はやぶさ」の看板がつけられています。
スズキのオートバイク「GSX−R隼」を意識していること間違いなし!

今回の目当てはこれ「ED301電気機関車」です!
石川県の北陸鉄道で廃車になったものを無償で若桜鉄道が譲り受けたものです。
今年の1月に隼駅にやって来ました♪
ただし輸送費に50万円かかっていますので(意外と安い?)、若桜鉄道も募金を募っています。

ED301電機の側面です。
非電化路線でパンタグラフの付いた車両、本当に斬新です!
鉄道路線がすべて未電化の鳥取県東部地域(因幡の国)でパンタの付いた車両が入線するのは史上初めてでは?

ED301電機の側面には自己紹介の文面も貼られています。
何か催し事がある時には内部にも入れるみたいです。
もちろんこの日はカギが掛かっていました(笑)。

隼駅舎です。写真が暗くてすみません(汗)。
駅舎は1930年(昭和5年)に建てられたもので、登録有形文化財に指定されています♪ 
オートバイク「隼」ライダーの「巡礼地」で有名で、駅舎と愛車の「隼」と記念撮影すると、手数料500円で巡礼地訪問証明書がもらえます(喜)!
私も高校生の時はオートバイクに夢中でしたので、気持ちは良く分かります。
私自身は400CCまでは乗れますが、「隼」を運転するには大型二輪免許の取得が必要です。
自動車学校代も10万円近くになるので大変でちゅ。
でも「隼」に乗りたいっちゃ〜!

駅舎内部玄関上部には、スズキ「隼」の大型パネルが取り付けられています。
駅舎にはこれ以外にも3つのパネルやポスターが貼られています♪

昔ながらの駅の切符売り場です♪上部の白熱灯や渋みのきいた木製の窓口が何とも言えません!
大昔はもちろん有人駅で、貨物の取り扱いもしていたことでしょう。
木枠越しの駅事務所内部は「ばいく(実際は漢字の当て字で書かれています)」という「隼」ライダーのためのグッズや、若桜鉄道のグッズが販売されていますが、この日はお休みでした。
毎年8月8日に当地で行われている「ハヤブサの日」など、行事がある時だけ開いているのでしょうか?
中にはブルトレのオハ24の座席も置かれていました。これも売り物だったかな?

ピンボケ写真ですみません(泣)。
ED301電気機関車に次ぐ若桜鉄道振興策はこれです!
ブルトレ(寝台車)”はやぶさ”をもってこよう!! 募金よろしくお願いします。 隼駅を守る会」
かつて東京駅〜西鹿児島駅(現在は鹿児島中央駅)を走っていたブルートレインはやぶさ」の車両(24系25形)を買い取るための募金の訴えです!
一口3千円となっており、協力者は備え付けの封筒に現金を入れて、この窓口の箱に投入するわけです。
募金協力者には名前が24系車内に刻印されるみたいです。
はやぶさ」も東北新幹線新青森までの開業により、新幹線の名前で復活しましたが、ブルトレはやぶさ」も若桜鉄道で復活してほしいものです♪
なお購入した24系はED301電機と連結させて、隼駅を訪問したライダーの休憩所や宿泊所にする予定です。
24系も北九州から輸送するので、購入価格+輸送代が結構かかると思います。
まさに隼駅は「鉄」と「ライダー」が協力しあって盛り上げており、新たな観光資源の開拓の視点から見たら、とても興味深いものがあります!
私も鉄道とオートバイク(昔はホンダのVT250Fに乗っていました)が好きなので、喜ばしい限りです♪

スズキさんも全面協力の「隼駅まつり」の模様は下記のアドレスを参照して下さい♪
http://www1.suzuki.co.jp/motor/hayabusa-festa/index.html

若桜鉄道のホームページはこちらです。
http://www.infosakyu.jp/~wakatetu/


隼の駅掲示板です♪所狭しと聖地巡礼に来た「隼」ライダーの写真で一杯です!
もちろん「隼」でないライダーも大歓迎ですよ(笑)。
訪問帳も置かれており、ED301電機のおかげなのか、金沢市など石川県からの訪問者も結構いました。
スズキさんの本社がある浜松市からも来られた方もいました。
浜松市は「隼」の故郷と言いたいところですが、アメリカからの逆輸入だったと思うので、「帰国子女」というところでしょうか?
余談ですが私が初めて買ったオートバイクは、スズキさんのスクーター「Hi(ハイ)」でした。
明石家さんまがCMに出ていました(笑)。それにしても50CCで6PSのエンジンでしたから、本当に良く走ってくれたスクーターでした。

改札付近に置かれている旧式の秤(はかり)です。
かつて隼駅で貨物輸送が行われていた証しでしょう。
後には「8月8日聖地巡礼 今年もハヤブサで・・・ 隼駅に集合!」のポスターが貼られています。
隼駅まつりの発端は、バイク雑誌であるMr Bike(ミスターバイク)さんが「鳥取県若桜鉄道に『隼駅』というのがあるから、8月8日に『隼』オーナーの方は行ってみましょう」という、自称「無謀な企画」が始まりとのことです。
この企画に賛同した「隼」ライダーが何人かいて、ミスターバイクさんもびっくりしたとか。
8月8日を「隼の日」と決めたのもミスターバイクさんのようで(笑)♪

隼駅の駅名表です。国鉄時代のをそのまま引き継いでいるのに好感が持てます♪
駅の所在地「鳥取県八頭郡八頭町」と書かれているのも嬉しいです。
なお「八頭」の看板や標識を見ると、「八尾」と見間違いすることがよくあります(爆)!
JR西日本の場合、駅の所在地が書かれていませんので、見知らぬ土地に行った時に「ここは何という町だいや〜」と思うことがあり、本当に不便です。
隼駅の隣「安部(あべ)駅」では「男はつらいよ」のロケも行われていました♪

隼駅ホームから若桜駅方面を望みます。
本当に田舎そのもので、鳥取市中心部が大都会に思えます(笑)!
言うまでもなく外は寒いです。にもかかわらず私は缶ビールを飲んでいました♪
隼駅前に酒屋さんがあって自販機に500円玉を入れたのに、購入できな〜い!100円玉では大丈夫だったけど。
普通なら酒屋さんに文句でも言いに行くのでしょうが、細かいことにはこだわらない性格なので、隼駅を守る担い手の一人であるこの酒屋さんに500円寄付したと思えば何ともありません♪
近くを自転車で走ってきた中学生が大きな声で私に「こんにちわ!」とあいさつしてきました。
隼地域はしつけがしっかりしていまちゅ(喜)!

ホーム上にはこのようなものも。「ライダー『隼』記念植樹 平成二一年四月二九日」と、記念植樹が2年前にされています。
この木は何の木でしょうか?
まだ小さいですが今後の成長および「若桜鉄道」と「隼」、つまり「鉄ちゃん」と「ライダー」の今後のさらなる協力の発展が楽しみです。

今では珍しい、日付・乗車駅・降車駅・運賃をパンチ穴で示す切符です。帰りの車内で購入しました。
なお若桜鉄道終点の若桜駅は唯一の有人駅なので、ここでは硬券も販売しています♪
気候が良くなったら若桜駅やC12蒸気機関車も取り上げたいと思います!